映画館に観に行こうと思いつつ、行けなかった作品。アップリンクの見放題にあったので、観た。
「作家、本当のJ.T.リロイ」
あー、ゴーストライターの話でしょ?という認識。
いけてる美少年で衝撃的な作品を書いた作家のゴーストライターは40歳女性だったと。
いったいどういうことなのか、という経緯が語られているわけだが、途中で、この映画自体が、作り物なんじゃないかっていう気がしてくる。
実際、この作家が大人気だったという話も自分は記憶ないし、知らなかったので、知らない自分からしたら、ドキュメンタリーの中の人についてすべて創作に思えてくる。
創作だったとしてもそれはそれでありだよな、映画自体が作り物なのだから。
そういう意味では、この映画の中の人が、みんなを騙してたってことがばれて、訴えられたりするのだが、本人はねつ造じゃないと言っているのも、わからないでもない。
子供が嘘ついて、後に引けなくなったみたいな感じだ。
それにしても、中心人物の作家の本が、大人気になっていたこと(映画が本当なら)が、自分には、変な感じがするのだった。
過激、ショッキングな内容、この中では児童虐待を原因とするものだが、
そういう体験していない人が本当に共感するのか?
根底にある何かが通じるのか?
共感するっていう自分に酔ってるんじゃないか?
そう思うことはよくある。
いい本について、共感したとか分かったって人がいっぱいいるとしたら、世の中もっとよくなっているのではないかと思うから。
読み物は読み物として、だけ、読んで感動したら終わり?
自粛中連休に観た映画、この映画は、主人公が、児童虐待や、精神病院に連れて行かれたといったエピソードが色濃く出てくるので、教育カテゴリーに入れました。
読んでくださり、ありがとうございます!