フーコック島滞在、最終日のお昼、午後フライトだったので、ホテルから比較的近くの店に行った。
ただ建てた感じの、さっぱりしたホテルの並ぶ大通りから、細い通りに入ってすぐにある、店。
大通りもそのあたりは殺風景だったが、この通りも、ほこりっぽい通りで、人影も少なく、店にお客もいなければ、お客が来る気配もなかった。
昼下がりより、フーコック島の飲食店は夜ににぎわうように見えた。
タイにもありそうな、アジア南国風に、中国風も加わった感じか。
ビンを並べる時の様子を思い浮かべることができる、飾り付けが素朴で可愛らしい店。
絵がかかっている壁の雰囲気が、共産主義系に感じられるのはなぜだろう。
日向はすごい日差し。
風は吹いていないけれど、空気が停滞している感じでもない。
レストランって、どういうのからどういうのまでレストランなのかな。
しかしこの国での物価考えると、外食はかなり高い方だと思うし、屋台みたいなところで買っているのは現地の人でも、飲食店で見かける客はやはりほとんど、旅行客。
英語ででかでかと単語が書いてあるスタイル、時々つづりがおかしく間違っていたりするが、ここのは大丈夫みたいね。
ざっくりした説明だな。
手作り感あるブルーに塗られた扉の横の黄色い花が良い飾り付けになっている。
姿は見えないけれど、奥の方から子供の声がちょっと聞こえてきた。
空気が抜ける道があり、気持ちよい。
周りには、ウィークリーマンション的なホテルのようなものもあり、カンボジア行きのツアーの案内などには、ロシア語が書かれていた。
フーコック島からはカンボジアのシアヌークビルが近いので、フーコック島とカンボジアセットで行く人多い模様。
街中とにかくロシア語は多く見かけたし、ロシア人も多い。
ロシア人が経営しているコーヒー豆の店や、カフェなども目についた。
何を思いながら、ナプキンを折るのだろう。
何でこの形に折るんだろう?
そしてグラスに入れるこのスタイルはどうしてそうしようと考えたのかな?
丁寧にナプキンを折ったり、工夫する、そういう余裕がある生活っていいなと思うけれど、自分だったら、落ち着かない癖がついてしまって、気持ちよくそういう作業ができるかどうか、、、。
シーフードサラダを頼んだら、思った感じと違うのが来た。
フライドって書いてなかったと思うけれど~まぁ、いいや。たまにはこういうのも。
野菜より、フライドシーフード感が強すぎだったが、手料理っぽくて美味しかった。
魚介と野菜炒めたのも頼んだが、ちょいピリ辛。同じようなの自分でも作れるだろうけれど、こういう料理って、自分で作るのと外で食べるの、なんか妙に、違うんだよね。野菜の切り方が細かくないのも、なんかいいなあと思った。
店の前の道をさらに少し進むと、どこかへつながる道と、緑があった。
籠に入った鶏もいた。
こういう空気の感じ、以前にも感じたな・・・
カラチの、高級住宅地の裏道あたりもこんなだったな。カラチでは緑は高級住宅地の周りに多く、そして昼の陽射しは、すべて白くするように強かったから。
風が吹いてなくて、かすかに漂っている感じも似ていた。
どこか違う場所に行った時に、以前に確かに感じたことを思い出すのは、目を閉じて甘いにおいを嗅ぐ感じ。
目には見えない風がどういう風に漂っているか、人は結構覚えてる。