ちょっと前にelm13さんの記事を見て
あれっ!・・・・ミッドタウンにあるのに似てる!と思ったら、やっぱり同じ作家のものだった。
ミッドタウンはできた当初は、彫刻も置いた感じが強くて、寒々しく、なんだあれ、へんなのって感じだったのが、月日とともにイイ感じに馴染んできて、来る人にも親しまれている印象を受ける。
その場で待っている大木のように、人の気持ちを落ち着かせてくれるような存在感を醸し出しているよう。
この彫刻は「妙夢」というタイトルらしい。安田 侃:作
自分がこれを撮る寸前まで、3人家族がこの穴にまたがっていた。
前記事の最後の写真にあるように、影も楽しめる。
また、この窓が額縁のように、見える景色を自由に切り取れる。
じっくり彫刻と対峙すると、この彫刻がどう、自分と関わってくれるか直感的に分かって、面白い。
休日のお昼前のミッドタウン、吹き抜けてるあたりも、風が抜けて、光の当たり方も楽しく、気持ちよい。
大きな木の下のような感じに思えなくもない。
建物の木陰。
午後になると寒々しいのだけれど。
囲われてるのに、広々と感じる。
ミッドタウンの中の上の方の階から下を眺める位置には、ベンチが並んでいる。
平日夜、イベントのないシーズンは特にガラガラで、そこでぼーーーっとするとなんだか心落ちつくから不思議。
なんで日曜の昼間に人が少ないのかと思ったら、夕方から来る人が多いからなのかもと思った。芝生のところで、ちょうどイルミネーションイベントしてるので。
冬はクリスマス、夏は花火大会風イルミネーションやっているが、驚くほど凝っていて、イルミネーションに興味ない人でも面白く感じられるのではないかと思う。
東京ミッドタウン六本木が、意外と落ち着くのは、施設内が単純な箱型で、天井も高くて、流れがいいからか?
吹き抜けも多くて気持ちよい。
六本木ヒルズは圧迫感があり、窮屈で苦手だ。一応、人の歩く方向の流れを考えているそうだが・・・。
クリスマスの飾り付けがされていた。
この木目調の飾りつけにも名前があるの、知らなかった。
「鎮守の森」と言うそうで、それぞれ一枚漉きの手漉き和紙であり、下から、「社」「木」、「太陽」がモチーフだそう。
地上のブロンズの彫刻「妙夢」の下に、大理石の彫刻がある。
地下の「意心帰」 これも安田 侃の作品。
18.5トンの白大理石。
この穴の中に身を沈めると、石から聞こえてくるらしいよ、太古の声なき声が・・・・(詳しくは、ミッドタウンのサイトページに解説あり。)
しかし、上の彫刻も、この彫刻も、彫刻が意図していること、説明読まなくても感じられる。説明がなくても伝わってくるように思った。
彫刻の近くに靴が転がっているのは、穴の中に子供たちが入り込んでいるから。
この彫刻は子供たちに大人気。
「卵だ~!」って駆け寄っている子供たちもいた。
上にある「妙夢」と共鳴するように配置されているそうだが、この彫刻も、やはりここにどっしりと腰を下ろしている感じで、周りも温かい雰囲気。
光が当たって、気持ちよさそうなのだが、
光が当たると、この石の粒子はいつも初めて光を視るように、息づくんだって
(解説にあり。)。
この安田 侃の彫刻について、elm13さんの記事をきっかけに改めてよく見て、調べて、知った。
他の人の記事をきっかけに、調べて、さらに知ることって面白い。
感謝。
記事を読んでくれた方にも、いつも感謝です。