マカオに去年のクリスマスごろ、初めて行った。
香港に住んでいた友人に、マカオ行ったことあるのか聞いたら、香港から日帰りで軽く観光して、マカオ料理とエッグタルト食べただけ、カジノへは行く時間なかった~(ギャンブル好き女)と。
だいたい、香港からちょろっと行く感じが多そう。
自分は3泊4日だったので、のんびりと見ることができた。
行く前にガイドブックを見て、
例えば、観光の拠点となるセナド広場。
その周りに、世界遺産だの、オススメのお店だのが地図に書かれているのだが、
どこがどうなっているのかとても分かりにくい。
マカオは、マカオ半島と、そこからさらに渡っていく島のようなエリアに分かれており、どこからどこまでどれくらいで、どのくらいみっちりなのか、スカスカなのかもガイドブックからはわからない。
実際の感想としては、かなりゆったりとした街づくりに感じた。
路地裏など店がいっぱい並んでいても、ぎゅうぎゅう感はない。物理的には店がみっちり並んでいても、情報的にぎゅうぎゅうでないからかと思う。
行きたい店も、新宿歌舞伎町みたいに、上を見上げてどの看板がどこのビルにくっついているのかわからない、といった感じでは全くなく、結構、すぐ、行きたい店が分かるゆったり感。
マカオ半島から離れたエリアはさらに、芝浦かお台場かっていうくらい建物の間があるように見えた。
マカオ半島の、古い町並みのあたりは、並行する道もたくさんあり、路地裏だらけだが、迷い込みそうな不安感は起きない。
普通の路地の上にも、マカオらしい路上のデザインが可愛らしくなじんでいる。
バイクはほとんど綺麗に並んで置かれていて、これは観光客を意識して、お達しとかあって、このような習慣ができたのか?とも思ったが、どうだかわからない。
そして、バイク並んでいる割に、その周りの人気が少ないということが多かった。
地元の人が行列しているような店も全くなくて、行列を見かけたのは、セナド広場の周りの、ドラッグストア内。日本のヘルスケア用品が、日本より高く売られているところに、女子がいっぱいで、レジ待ちしていた。
あとは、マカオから珠海へのバスとか、カジノからどこかへのバスなど、バス待ちの行列。
買い物ができる店が近くにないと、世界遺産の建物も人気ないようだった。
観光客はおそらくほとんど中国人だと思う。
おばちゃんおじさんは、カジノ目当てのようだが、若い子は、インスタ向き写真が撮れるような観光地にたくさん。
皆さんが買い食いしていたのは、マカオ名物のエッグタルトや、干し肉のようなもの。
土産物屋さんでは、マカオ風の味の濃いクッキーや干し肉のようなものは、どんどん盛大に試食させているようだった。
買う方も、結構たくさん買う。
そうか、日本の試食コーナーで、中国人観光客ががんがん試食するのを見かけたこと何度かあったが、それは、中国では当たり前、お店側が、どんどん試食勧めるのが普通なのかなぁと思った。
それに、箱買いしたエッグタルトをその場で家族みんなで分け合って、立ち食いという姿もマカオではよく見かけたので、そういうのも、日本で見ると、(一個千円のイチゴを買ってすぐぺろり、っていう中国人の姿見て驚いたことあり。)うわって思うことあるが、いや、中国では驚くことではないごく普通のことなのかもしれない。
古い通りは、中国なのに、他のアジアの国が思い浮かぶようで、近くていろんな遠い国の感じを味わえるなと思った。
ぼろっちくても割と小ぎれいにしていて、ゴミが散らかってる印象は受けなかったし、人が少ないから歩きやすい。それは、他の東南アジアとか中央アジアの大きな都市とは違う快適さかも。
色々なもののミックス感も面白いし、マカオの中でもエリアによっての違い大きいし。
上の方から見ると、ぎっしりの、マカオ半島のほんの一部のエリアだが、驚くほどに、うるささが感じられなかった。特に、この上の写真に写っているエリアなどは、中の道に、車があまり入ってきていない。規制があるのかもしれない。
観光地、どこもぎゅうぎゅうだと、それだけで台無しになったりするから、国によっては特定エリアの入場制限のようなことをしているそうだが。
そしてまた、空港か?ってくらいの巨大なバスステーションから、香港へ帰る。
建物の中の案内図には、土産物屋とか書いてあったが、その時はまだそんな店はなかった。
自販機にしろ、券売機にしろ、のぺーーーーーっとした機械。
バスのチケットは、ローカルの人が持っている電子マネーのカードを持っていない外国人の場合、人がいるチケットカウンターで買うことができる。
そしてまた、バスに乗って、世界一長い橋を渡って香港に戻った。
バスの中は行きも帰りも静かだった。