最近、ALIS記事の動きどうなんだろう。前によく見かけていた、よく書いてくれていた人の記事をなかなか見かけなかったり、よく頑張って書いてくれてる人が、せっせと書いてくれてるなーと感じたり。♡数少ないのに、人気記事に出る時は、読んでる人、書いてる人少ないのかなと感じたり。
さて、ふと見ると、テーマに楽器というのがあったので、ちょっと書いてみる。
自分が子供の頃、小学生頃に、裏に住んでいた植木屋さんの男の子がエレクトーンを持っていた。
広い敷地の家で、庭にはたくさん鉢があり、家も大きかった。古い木造。
家にはほとんど人がいなくて、その男の子はよくひとりで家にいた。
その子は、広島カープの野球帽をかぶって、親の仕事道具であるリヤカーをひっぱって、電車ごっこをして、近所の子供を乗せてくれた。
今どき、世田谷区で、そんな風景はないだろうな。
なぜ電車かと言うと、鉄道オタクだったからである。
彼は鉄オタだっただけでなく、エレクトーンも弾いた。
夕方に、風に乗って、優しいエレクトーンの音が聞こえてくるときもあった。
たまに遊びに行くと、エレクトーンを静かに弾いていて、自分にも弾かせてくれた。
弾き方分からない自分の指を取って、どの鍵盤を弾くか教えてくれた。
何弾いたかも覚えてない。ちょっとしたワンフレーズだけだったが、わ、弾けた~と思えるメロディを弾かせてくれたのを覚えている。
大人のいない応接間で、2人ではさみ将棋をしたこともあった。
やり方は彼が教えてくれた。どうも教えるのが上手なのだった。
が、彼はそこの家の養子で、アル中のお父さんにいつも怒鳴られこき使われ、いつも不機嫌なお母さんは病気で早く亡くなり・・・彼自身は近所の噂によると「酷い嫁」につかまり、その後、その実家と絶縁してどこかに行ってしまった。
アル中のお父さんが弱ってきた頃、親戚たちが甘い顔して寄ってきて、そのお父さんが亡くなった後、土地は切り分けられ、今は、明るい家がいくつも建ち、若い家族達が越してきて、可愛らしい子供の自転車も停められているのが見える。
中学生の時に、一度だけ、エレクトーンのレッスンの体験したが、家の裏にいた男の子が教えてくれたように、楽しく魔法のようにすぐには弾けず、その後、自分がエレクトーンを弾いてみようと思うことはなかった。
エレクトーンの写真はなかったから、築地本願寺のパイプオルガン・・・↓