続きです。
ぽつんと見かけた!って具合のところに、聖林寺はあった。
ちょっと崖っぷちみたいなところ。
静か。
ホームページはなかなか華やかというか・・・
こういう詰まった感のある寺ってたまにある。写真撮るのに悩む。どこ撮ればいいかなって。
いるだけで、心を静かにさせようと思う雰囲気。
国宝の十一面観音菩薩が見れたのだが、置いてある部屋に入ると、説明してくれる人が、じーーーーっくり説明してくれて。
真ん前で、独り占め!って感じで見れるのは嬉しい。展覧会だと大変だからね、人多くて。
この観音菩薩、東京に来るらしい。
もともと三輪山の大御輪寺(だいごりんじ)の仏様だったのだが、神仏分離令の時に、がんばってかくまって、こちらに持ってきたそうで、この像、すごく大きい(像高209.1cm)ので、よく隠し運べたなあと驚く。造られたのは780年、奈良時代で、東大寺の造仏所でという。
静かな雰囲気の中、ものすごい、豪華なご対面でした。
写真撮れないので、展覧会のサイト見てください。
しかし、このチラシ見て思ったんだけど、実物の方がなんかすらーーーーーっとしてるというか・・・・
衣が垂れてるところと、指がとても綺麗なのが印象的。
結構見ごたえあるので、興味ある方にはお勧めです。見に行くの。
聖林寺の後、大神神社へ。
おおかみ、ではなく、おおみわ神社!
三輪山、それ自体が神の山であり、大神神社には本殿がない。
三輪神社の拝殿の後ろ、三輪山への入り口みたいなところに、結界としての鳥居があるらしい。
先ほどの聖林寺の十一面観音菩薩は三輪山の方の寺にあったとありましたね。
もう結構日が落ちてきた。
写真ボケボケだが、「大神神社」ってわかるところ。
鳥居の上には、「三輪明神」とある。大神神社っていう名前は、明治以降らしい。
急に暗くなってしまった。
日が落ちた後に神社仏閣に行くのはダメみたいなことを母に言われたことがあるな。
この蛇の手水は、夜の方が雰囲気ありそう。
ここでは蛇が神の使いなので、卵をお供えするコーナーもあった。
御祭神である、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は、国造りの神なだけあって、人間の生活すべてに力を持つような神様。
その大物主大神は、三輪山に鎮まっているそう。
大神神社が、日本で最古の神社と言われるのは、社殿がない時代から、
御祭神の魂を鎮めるために三輪山に向かって拝んでいたことかららしい。
もう時間が遅かったので、ここに来ました!って記録のためだけに行った感じだったが、かなり真剣に拝んでる男性があちらこちらにいた。
神社を出て歩いていたら、時間が止まったような空気感の路地があったり
蔵みたいなの乗せたキッチンカー?があったり
謎の自販機があった。
売り切ればっかりじゃん!!って思ったが
クレープの自販機、もしかして、日中の店がやってる時間しか動かしていないのかも。管理できないしね。
日本一の大鳥居。
昭和天皇が昭和59年にご親拝されたのと、昭和天皇の在位60周年祝いということで、昭和61年に造られた大鳥居。高さ32.2メートル、柱間23メートル。
耐久年数1300年だって!
そのころは一体どうなっているんだろうな。
(続く)