八戸から八甲田の方へ向かい、4月にも行った蔦温泉に向かった。
前に来た時は、薄暗い雨の、まだ寒い春の終わりみたいな天気で、温泉もお湯が激熱だったし、人も少なかった。
ところが、今回は、写真には写っていないが、人結構いっぱい来ていて、車もたくさん。係員もたくさん。
山菜うどんでおなかを満たした。周りを見ると、名物の十和田名物の肉のバラ焼き丼か、岩魚定食を食べている人が多かった。
蔦温泉、建物の雰囲気も落ち着けて、温泉も足元から水泡がゆらゆら~ぽわり、と湧いているのが見えるのが面白い。
しかし湯船じっと見ていても、何も出てこないじゃん、、、と思ってたら、ぽこ・・・って泡が出てくる感じなので、ぼこぼこ出てくるわけではない。
前回は入れ替え制の綺麗なお風呂の方はとにかく入っていられないくらい暑く、メインのお風呂も熱めだった。今回はメインの男女別のお風呂しか入らなかったが、前回ほど熱くなかった。客が多くて、混ぜられたり客の体温で温度下がるのか?
それともやはり温泉は生き物だから、日によって温度違うのか。
お風呂から上がってから、蔦沼を見に行った。
温泉から歩いて10分くらいかなあ。
混んではいないが、切れ目なく人はいた。結構寒い。
雪化粧しているのは赤倉岳か。
赤倉っていうと新潟の方のイメージ。
蔦沼、朝日に照らされた真っ赤な紅葉と、それが映った沼の写真が有名らしい。蔦沼 紅葉で検索すると出てくる。
しかし!その写真を撮れるのは色んな条件がそろわないと無理だそうだ。
それでも、前の日の夜から蔦温泉前の駐車場で車中泊して待機するマナーの悪い人が増えたせいで、この時期の駐車場料金が2年前から有料になった。
朝は車1台につき4000円!しかも抽選!
その日はまだ紅葉のピークではなかったが、すっかり秋色。
ふわふわの地面と、苔が生えた倒木があちらこちらに。
この辺りもブナが多い。
背も高く枝も伸ばした木。何の木か、その辺にいた係員に聞いたがわからなかった。
寒いと言いつつソフトクリーム食べた。カシスジャムが酸味強くて美味しかった。
カシス、この周辺の生産高、日本一らしい。
カシスはフランス語。英語名はブラックカラント。
日本語だと、スグリ。漢字で酸塊。酸っぱい塊。
蔦温泉から酸ヶ湯(すかゆ)温泉に向かう途中の風景。
雪の積もったクリスマスツリーって感じ。
途中、凍っている池も見かけた。
蓮沼の辺りはもう、ずぼずぼ足が入るほどの雪。
4月にこの近く通った時は、蓮沼へ行く小道も雪が多すぎて、入れなかったのだった。
地獄沼。ほのかに湯気が見える。
明るいけれど、夕方。
酸ヶ湯温泉もお客ぞくぞくと来ていた。
酸ヶ湯温泉の従業員の方に、今年最初に積もったのいつか聞いたら、10月17日頃で、昨日二回目の積雪と言っていた。
客も多いのかと聞いたら、紅葉の時期だからねえ、って。
蔦温泉は透明なお湯で、硫黄臭くもないし、脱衣所も整っていて、休憩所もいい雰囲気。
ただ、なぜか、長く入っている気にならないし、出た後も、温泉入った~という体の変化を強く感じない。足元から湧いているとか、魅力的なのだが。
酸ヶ湯温泉は、濁り湯で硫黄臭く、湯気も硫黄。
男女別の湯は、割と熱めなのだが、浸かっているとちょうどよくなってきて、目を閉じると、気持ちよく、お湯と一体化しそうになる。
出た後、身体が軽くすっきりした感じする。
青森話、続く。