前記事の続きでです。
聖ヨハネ大聖堂の天井部分には、内階段を少し上ったところから少し近寄って見れる。
ちなみに建物のサイズ、wiki情報によると長さ60m、幅40m(高さは他の記事で19mとあったが)、この建物に関しても、色んな記事で結構説明曖昧だったり定かでない。
聖ヨハネの生涯についての天井画は、完成まで6年要したとか。
礼拝所のフレスコ画描いている時に、下に降りるのがおっくうで、膀胱炎になったという画家の話聞いたことあるなぁ・・・。レオナール藤田だったかな・・・
こんな綺麗な状態も、修復などしっかりメンテナンスしてるおかげみたい。
この十字架も一度焼けて、再び作ったものらしい。
礼拝所をだいたい見たので、併設の美術館に行った、と言っても、曲がって入った別部屋・・・
カラヴァッジョの「執筆する聖ヒエロニムス」や
「洗礼者ヨハネの斬首」の絵が、のびのびと見れる。最近は美術館、名画の前はぎゅうぎゅうだったりするが、ここではじっくり見ることも写真を撮ることもできた。
カラヴァッジョは血の気多くてすぐカッとなる人だったみたいね。ローマで殺人して、マルタに来た時にこの絵を描いたそうだが、絵の中の首から垂れてる血の部分に自分のサインをつなげてて、彼のサインがある絵は、唯一これだけだとか。
マルタ観光局のサイト内の説明がシンプルで分かりやすい。
画家の性格がわかるような力強い絵・・・迫力、存在感が凄い。
こんな絵を残したカラバッジョはたった36年しか生きていなかったのか?
その間にあまりにもたくさんの作品を残し、あちこちでトラブルを起こし、
暴力やら殺人事件やら・・・それでもイタリアリラ札の顔にもなった。
カラバッジョの絵と向き合ったら、下絵を描かない、理想化しない、いきなり目の前の現実にガンガン当たっていく彼に興味を惹かれてしまうのではないか。
絵が写実的で生き生きしているというよりも、絵が単なる絵でなくて、
パワーを秘めた石のようだった。
大方見終えて外に出る。
それにしても内側と外側のギャップの激しい大聖堂だな。