石清水八幡宮、飛行神社の後は、京都へ戻った。
今回は、二条にホテルをとった。
清潔で快適なビジネスホテル増えてるなと、感心する。
これも、コロナ前に、海外からの観光客がいっぱい来てくれたおかげかなと思う。
荷物おいてから、少し散歩しようと外に出たが、もう真っ暗だった。
歩道を勢いよく走ってくる自転車が結構多くて、無灯火も多い。
ジョギングしてる人もいたので、危ないなと思いつつ、歩いていたが、母が目の持病があるため、暗くて慣れないところを歩くのは足元不安で嫌だから、戻ろうという。
一か所だけ、近くで行きたかったところがあったので、そこだけ行った。
暗闇にいきなりこれ。
舞台セットのように浮き上がる、ここは
神泉苑。
794年に、桓武天皇によって、天皇家のために造られたお庭で、ここで雨乞いの祈祷したり、初めてのお花見がされたりしたらしい。
徳川家康が、二条城を造る際に、多くの敷地を使っちゃったせいで、敷地、小さくなってしまったとのこと。
ここには、
書いてある通り、日本で唯一の恵方社を見に来た。
歳徳神(としとくしん)については、wikiによると、陰陽道で、その年の福徳を司る神とあるが、なんかよくわからない。しかし歳徳神のいる方角が恵方であり、その方に向かってなんかすると吉、みたい。
毎年大みそかの夜に、向きを変えるそう。
社の下の部分、石臼みたいになってる。そこをぐいーっと動かすのでしょうね。
人いっぱい来るのかなぁ。
さて、なんかいろいろあるみたいだけど、どこから参拝しよう、と、なんとなく最初に本堂へ行った。
後で知ったが、これが順路として、良いみたいだった。
本堂、聖観世音菩薩、不動明王、弘法大師・・・
それから、恵方社の近くにある、善女龍王社。
善女龍王は、空海に呼び出されて、雨を降らしてくれた雨乞いの神様で、雨をもたらす八大竜王のひとつだそうだが、日本では、雨がどれだけ大切なものだったか、
雨は生命のを守る神だったのだなぁと考える。
今は豪雨災害や、雨が害みたいに言われることの方が多い気がするが、それは人間が開発進めてきたせいでもあるんだよな、そもそも雨って悪いものではなかったはず・・・・
小さく書かれているのが面白い。
心願成就の願い事のやり方が書いてある。
まず、このお守りを買う。
お守りを買うって言い方、なんか違和感あるな。
それを胸に抱いて、そろりそろりと、法成橋(ほうじょうばし)を渡りつつ、
ぶつぶつと、願い事を心の中で念じる。
願い事は一つだけ・・・
何願ったっけ・・・・・・・・・・・・・ああ。。。
この池には、善女龍王が住んでいらっしゃるんですって!
日本昔話的世界・・・は子供心に、もっと広い場面だったな。
願い事しながら、橋を渡った後、他に参拝するところあるかなと見まわし、
弁財天社に行ったのだが、ここには増運弁財天が祀られているらしい。
増運、である。
母が、もうホテルに戻りたさそうにしていたので、自分はわくわく、楽しくて興奮気味だったが、おとなしく、ホテルに戻った。
神泉苑について検索したら、結構パワースポット的な紹介がされていた。
記事中にも参考にさせてもらったが、真偽や出元はわからない。
しかし、そういう話って、面白い。
ホテルに戻って、大浴場に行った。ビジネスホテルの大浴場、清潔なところと、そうでない感じのところがあるが、その日のホテルのは快適だった。
久しぶりの母との旅。
母が、耳が遠くなってきたと言っていた通り、テレビの音量が大きめだった。
部屋の窓から、隣の自動車教習所の車が寝静まっているのが見えた。
(続く)