昔、知り合いに貰った古い鎌を畑で使っていたら柄が折れて、リング状の金具もどこかへすっ飛んでしまったから、鎌だけをもとに修理することに。
柄は春に山で切ってきたニセアカシアの枝を使うことにした。
少々重いが水に強くある程度の硬さがあり強度はばっちり?だとおもう。
虫がわかないように切ってきた際に皮をむいてツルツル状態にしてかんそうさせておいた。
日陰に干しておいて、カビが生えて黒ずんでいけど、削ればきれいになるでしょう。
鎌の付け根には穴が無かったから一つ穴を増やし、木に溝を入れて鎌を差し込んでみる。
木は少々曲がっているが、磨いてすべすべになった。
リング型の金具をどうするかが課題だったが、
急いで作業するといい仕事できないと思ったので眺めて酒でも飲んで一晩寝かした。
翌朝目が覚めたらすぐに鉄パイプだと浮かんだ。
朝は頭がさえているなー。
使えるガラクタがいくらでもあるから、農業用ハウスの細い鉄パイプを切ってリング金具を作ることに。厚みもあってしっかりしている。
金のこぎりで切断。
リングできあがり。
後はリングをきつくたたき入れるのに気を削る。
少し削ってはリングを合わせて微調整の繰り返し。
楽しい。
なんとなくいい感じ。になったからいよいよ鎌をセットしてみるか。
いい!実にいいではないか。
鎌を直すとき釘を打ち込んで治すことが多いかもしれないが、
インパクトドリルで大き目の穴にか所貫通してしまったから、
針金でとめようかと思ったが、鉄の針金は錆びやすい為、
何か良い物がないかと探していたが、以前Aurexのでかいスピーカーを壊した時にゲットした銅線のスピーカーコイルを思い出したので、それを使ってみることに。
針金とは違い曲げやすいので、雑ながら簡単に仕上がった。
刃を荒砥で研ぎ、仕上げ研ぎまできっちりやり、クルミ油を塗り最高の仕上がり?
自分は満足しているので、これを眺めながら一杯飲んで、
いよいよ明日は畑デビュー。
日々コツコツと集めていた材料素材を生活に必要な物、道具の修理などに利用する。頭を柔軟に使いなんでもまずやってみる。
今までやったことのない事を楽しんでみる。
遠くのお取り寄せのような挑戦も無限だが、
目の前にいくらでも学べるものや自分の能力を高めてくれるような環境はある。
自分次第で無限宇宙。