いやいや待て待て、うちみたいなところは「長期的には」では済まん部分があるからね。1年間で結果を出す必要がある。
個人投資家なら、多少長めに相場が冷え込んでも、ナンピンでもしながら待っとけばいつか上がればそれでよし、だが、うちみたいなとこは1年間で一定の成果を求められる。
特にうちの顧客はみな短期だから、長期間市場が冷え込んだらと考えると、やっぱり危険。
下手したら本当にクビになる。何か保険が欲しい。
…おれの個人資産でBTCどかっとショートしとくか、ヘッジとして。
BTCが長期間低迷して万一職を失っても、個人資産が増えれば何とか前向いて生きられるでしょ、きっと。
それだな、うん。。
いや、それではないな。絶対違う。
BTC上はどこまでいくか分からんのに、個人資産でショートして焼かれたら、今まで蓄積した全財産失うよ、下手したら。ショートは本当に怖いんだから。下はどんだけ下がってもゼロだけど、上は理論上どこまでもいけるから、精神が持たん。いつか心折れて天井付近で損切りさせられる。往々にしてそうなる。
いくら仕事で多少評価されても、そんなもんは一時的だし、個人資産全損とは全然割りに合わん。
逆。ファンドとしてはもう少し様子見よう。で個人資産で、BTC少しずつ買い向かおう。
出し抜かれて思ったより早く上がっていったとしても、「センスない」言われてマネジャーは降ろされるかもだが、それでも首の皮はつながる可能性が高い。安全サイドで儲けを逃しただけだから。かつ個人資産は増えよる。
こっちだな。なんか、どこにでもありそうなごく普通の結論になった。。
強いていうと、BTCがジリ下がりしてきたときに個人資産が一時的に目減りするのはやっぱり少し微妙やけど、それは仕方ないよね。
仕方ない、とはいいいながら。もう1声、もう1歩粘って踏み込んで考えてみるよ、おれは。おれはそうするよ。
市況全体が悪くなると、BTC以上にアルトが暴落するよな、アルトを軽くヘッジショートしとくか。アルトは逆に上がるときえぐいから、危ないけど、しょうもないアルトだけを少額分散ショートしたら、大丈夫じゃない?たぶん。。
気分的には直近上がり過ぎな感があるレイヤー1ショートしたい気もするけど、やっぱり勢いと実需がある銘柄をショートは危険すぎる。いくら直近上がり過ぎな感があったとしてもだ。
そうなってくると上がりしろも少なく、長期的にみてダメそうな、時価総額上位の
用途なしorややスキャミーな風味のある銘柄かな、個人的な感覚もあるけどBCH, BSV, ADA, XRP, TRXあたりを分散ショートかなぁ。
個人的にはガバナンストークン系も現時点では実質ほとんどユーティリティないしショートに組み入れたいけど、我慢かなぁ。もう大分下がってきてるし。
結論。ファンドマネジャーとして、BTCを一部商品の組成に組み入れるのは、もう少し我慢。個人資金でBTCは少しずつ購入しつつ、一部アルトをヘッジで分散ショート。
それだな。うんそうする。
「おーい、ホフマン!」
「は〜い?」
「ベニテスさんいらっしゃったぞ」
「あ、は〜い。」
(おわり)