トリレンマで有名なのはパブリックチェーンの話だと思います。
・非中央集権
・トランザクション処理能力
・耐改ざん性
が同時に成り立ちません。
一方で、トリレンマ自体はジレンマと同じく汎用的に使える言葉で、経済学の世界では国際金融のトリレンマが有名です。
国際金融のトリレンマは
・金利政策の自由
・資本移動の自由
・固定相場制
が同時に成り立ちません。多くの国では固定相場制(ペッグ)を放棄しています。
昨日、2018/11/12
を読みまして、
上記、国際金融のトリレンマの要素が中央銀行が望む三つのものとして取り上げられているなぁと。
別途、ステーブルコインに対する懸念点として
・担保であるFIATが口座差し押さえになる危険性
・集中化による不正の介入や銀行経営による価値の下落
・アルゴリズムによる調整が行われる場合、仕様バグ・バグの可能性
という懸念点が指摘されています。(ハイライトしています)
で少し検索してみるとこちらを見つけました。
・トラストレス
・需要減耐性
・需要増耐性
が同時に成り立たないという主張ですね。
・法定通貨担保系は、トラストレスを捨てる
・仮想通貨担保系は、需要増耐性を捨てる
・無担保系は、需要減耐性を捨てる
私は、仮想通貨担保系は、そもそもの担保としての強度が弱く、暴落時に担保になりうるか微妙だと考えています。
仮想通貨オプションができた場合、保険としての使途があるのでそれを担保にするといいのかもしれません。
(cf;藤巻さんのインタービューから仮想通貨の税制を考える)
しかし、そうするとトラストレスを捨てる事にもつながります。
なので、ステーブルコインを行うのであれば法定通貨担保系がやはり固く、hackernoonで触れられている懸念について別途第三者の介入が必要になるかもしれません。
実際、不正の介入に関してはGUSD等新興のステーブルコインは監査という点で解決しようとしています。
そうなると当然仲介者への手数料がかかります。ステーブルコインの収益化という観点から疑問が湧く結果となります。
ではでは
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・かんがえる、かがんでいる人
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・Twitter
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