ソーシャルレンディング(以下SL)という投資商品があります。
貸し付け型クラウドファウンディングとも言われる、FINTECHの産物です。
最近はいろいろな会社ができていまして、種類が増えてきました。
(これから始める方は、途中でやめることはできない投資商品なので案件も企業も分散することをお勧めします)
このSLなのですが、匿名組合という仕組みで行われています。
商法上の仕組みです。
現状問題視されているのが、貸し付ける相手方の正式な名称(株式会社山田商事など)は分からない点です。これは今後是正されていく予定です。
さて、ここからが本題です。
SLの世界で、会社名を出せるようになった場合、
1)資金調達しやすいのはどういう会社でしょうか?
2)そのためにどういう事が起こるでしょうか?
3)お金を貸す側にとって、条件が同じでも資金の集まりが違う事をどう思いますか?
私の考えでは。
1)きっと名の通った企業が資金調達しやすい。その為、SLではBtoBの会社よりもBtoCの会社に有利に働く。場合によっては「BtoBの会社は銀行で」という流れができるかも。
2)知名度向上の施策が行われる。銀行で借りられないからSLで借りるのだろうから、(SLの方が多分決済速度が速く金利が高い)投資家になじみがない企業が多いと思われる。なのでその企業紹介活動は表面上のものにとどまらざるを得ない、もしくはイメージ向上のためだけに行われる。
が、それが意外に功を奏して結果が出てしまう気がする。
それが流行る流れができれば、企業の進む道や資金の使途の説明ではなくイメージ向上の施策が流行ることになる。
3)不公正だけれど、こんなもんなんじゃないスか?
私は資金が集まってないところが金利を上げた時に案件を拾いに行きます。
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SLにおいて。
投資家にとっての本質的価値は、利率と投資期間、そして担保などの安全性だと思われます。一方で、「あの企業に貸し付けをした」という満足感も無視しがたいものだと思います。
誰だって、利率などが同じなら、身近な企業や応援したい企業など、イメージが良い企業に投資したいでしょうし。
SLやP2Pレンディングという、個人の感覚や満足度という感情の割合が大きくなる世界だと、マーケティングは営業だけでなくファイナンスの世界でも必要になってくると思いましたです。
IRの新しい形になるかもしれません(投資先がキャピタルかライアビリティかだけの差です)
勘定ではなく感情の世界へ。といったところでしょうか。
だとすると、BtoC企業は既存のイメージがあるだけでなく、それを操作するノウハウがある分、いろいろと良い事があるのかな?と思います。
ではでは
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