占い、信じますか?
みなさんは占いを信じますか?
「占いなんて信じないよ」って人も多いと思うのですけど、占いって未来を予言するようなものではなくて、分からない明日に備えるための予行演習みたいなものだと思うんですよね。
たとえばこのalis.toというサイトを作り運営するとき、alisのチームのみなさんは、いろいろなことを考えて計画を練り、実際にやってみて、うまくいくこといかないことを確かめて、それを次の計画にフィードバックして、というようなことをやってらっしゃると思います。
そういう合理的な方法によって、ほとんど今の世の中は回っていくのですが、実はそれって、意識できてる範囲では問題ないんですけど、無意識の領域には手が回ってなかったりするんですよね。
無意識の領域に手を回すなんて、できるわけないじゃないかって?
もちろん、無意識を完全に意識することはできません。でも無意識の部分に見逃しの「落とし穴がないかどうかを確かめる方法」として占いは役に立つんです。
まあ、ものは試し、とにかく今年のalis.toがどうなるか、易占してみることにしましょう。
易占というのはというのは、筮竹をじゃらじゃらとやって占う、中国生まれのいかにもな占いです。あの竹の棒をじゃらじゃらやるのは、奇数か偶数かを偶然の結果として読んでるだけなので、擲銭法というんですがコインを使っても占えます。暗号通貨の話題だけにコイン占いが合ってますよね。細かいやり方は省略しますが、コインを投げて占った結果がこれです。
英語で表示されてますけれど、これは「予/熱情」を表しています。よく準備が整い、喜びが溢れ出す、春のイメージです。
新年のalis.toにふさわしい素敵な卦(か)が出ました。
ですが、ちょっと待ってください。二本線と一本線が縦に6つ並んでるうち、下から三番目の右に丸印がついてますよね。この印がついているところを変爻(へんこう)といって、易占では全体の卦を見るだけでなく、この変爻のところの爻辞というのを占いに使います。
「予」の卦の第三爻の爻辞は、「上ばかりを見ている。改めないと失敗する」というちょっと嬉しくない響きのものです。
つまり全体の卦としては、これから伸びるばっちりの形が出ているのですが、「上ばかりを見ていて、身近な周りのことをおろそかにすると、失敗しかねないので、注意が必要ですよ」という、そういう託宣がくだったというわけです。
さて、ぼくは昨年の11月末にalis.toを知ったばかりで、まだまだ初心者ですので、alis.toについて全体像を見極めて何かをいうようなことはできません。
ですからここで述べることは、今まで使ってきたり、見聞きしてきた範囲内での1ユーザとしての意見になります。
年末にオープンβ版で実装する12の新機能が発表されました。
それぞれに魅力のあるもので、alis.toの今後の発展に大いに役立つものだと思います。
けれどもその内容を見たとき、「あれ、これで大丈夫かな?」と感じたことがあります。
それは「ユーザ目線での使い勝手」をちゃんと考えられてるのかな、ということです。
alis.to にはユーザのフォローの機能がなく、また誰がスキをつけてくれたのかも分かりません。
新しい評価経済を産み出すために、alisチームがあえてこのような実装にしていることはよく分かります。けれども本当にそれで大丈夫なのか? また、それは新しい評価経済の実現に本当に役立つのか?
ぼくの考えではどちらも怪しく思えます。
確かにフォロー数や顕名でのスキにはデメリットがあります。それを緩和する仕組みは必要でしょう。けれども多くのユーザがその2つにメリットを感じているときに、両方ともばっさり切り捨ててしまっては、「なんだか使いにくいな。使うのヤーメタ」となるユーザが相当数出るのではないでしょうか。
(この点はalisチームの皆さんによく検証していただきたいところです)
単純になくしてしまうのではなく、匿名でのフォローとスキをデフォルトにしたり、フォロー数は本人以外分からないようにするといった方法を取ることで、新しい評価経済に適したプラットフォームを実現することは十分可能なのではないでしょうか。
また上記とも関わる点ですが、履歴の表示を強化してほしいという希望があります。
「スキをつけた、つけれらた」履歴、「トークンを送った、受け取った」履歴、「コメントをつけた、つけられた」履歴などです。
そして、スキとは別にブックマーク/保存の機能もほしいし、記事をまとめる「マガジン」の機能もあると利便性が高まります。
ほかのサイトでは実現されている機能もありますが、もし取り入れるとしても、どのような形でalis.toが取り入れるかは十分な検討が必要でしょう。ユーザの目線を考慮していただけたらなと思います。
またnote.muは、暗号通貨こそ使っていませんが、現状alis.toとある程度重なる領域で先行しているサイトだと思います。最近のnote.muの伸びは、ユーザエクスピアリンスの改良によるところも大きいでしょう。alisチームのみなさんにもぜひ参考にしていただきたいと考えます。
以上、こちらの勘違いで現状認識が間違っている点もあるかもしれませんが、1ユーザの立場から、alis.toにこうなってほしいな、という希望を述べさせていただきました。ほかのユーザのみなさんのご意見もお聞かせいただければ幸いです。
今年一年がalis.toとそこに集うみなさんにとって、準備が整い、喜びに満ち溢れた年になることをお祈りしてタブレットを置きます。
それではみなさん、ナマステジーっ♬