民泊と言ったらAirbnb(以下エアビー)。
日本でも規制云々の問題はあれど、利用者が急増していることは間違いない。
そんなエアビーを利用する際、割引に関する知識を知らないと実は大きく損しているかもしれない。
ゲストなら知らずに高い料金を払っている、ホストなら知らずに過度な安売りを行っている可能性がある。
つたない知識ではあるが、エアビーそこそこヘビーユーザーの身として割引に関する情報を簡単にまとめておきたい。
わたしはホストをやったことがないので詳細は不明だが、大半はホストが個別に条件を設定していると思われる。
名称が正式でないものや内容が変更になっているものなどあるかもしれないが、代表的なものは以下の割引だろう。
週割引
7泊以上28泊未満の割引に適用される。10~20%程度の割引であることが多い。
月割引
1か月(28泊以上)の滞在でお得になる割引。中には80%OFF以上に設定されているものもある。短期の旅行レベルでは利用機会がないかもしれないが、長期旅行の拠点としてうまく使えばトータルの旅費を節約できるかもしれない。
長期滞在割引
具体的な期間はよくわからないが、1か月に満たない滞在であっても高い料率で割引が設定されている物件がたまにある。
早期割引
1か月前までに予約すると30%OFF的な割引。設定されている物件は少ないように思われる。この割引と月割引などを合わせるとかなりお得に長期滞在が楽しめる。
スペシャルオファー
新規掲載の物件は最初の3つの予約まで20%OFFで宿泊することができる。ゲスト側は過去の宿泊者のレビューがない状態で宿泊することになるので、行ってみるまでわからないことがたくさんあってそこそこリスキー。ホスト側としても誰かが宿泊して良いレビューを書いてくれないと軌道に乗らない。そういうことで用意されている割引かと思われる。
期間限定割引
これに関してはよくわからないのだが、〇月〇日から〇月△日までの宿泊が5%OFF的なものをたまに見かける。当月中のものであることが多く、直前割引的な要素を持っていると思われる。
招待割引
既に登録している友人などから受けとった招待URLを介してはじめての予約をすると適用される割引。現時点では宿泊料金から15%OFFという内容のようだ。
また、割引ではないが日付や曜日ごとに宿泊料金が違ってくる場合が多く、総じて平日のほうが安い。
ホストに相談したら特別な料金を掲示してもらえる場合もあるので覚えておきたい。
複数の割引の条件を満たす場合、割引の料率が足し算されて料金が決定される。
30%の月割引+20%のスペシャルオファー=50%の割引が通常の宿泊料金に対して適用される。
これにエアビーの運営に払う手数料とホストに払う清掃料金を足したものが実際に支払う料金になる。
たまにすさまじい割引をしている物件を目にすることもある。
そんな割引の重複による行き過ぎた例がこちら。
なんと通常料金438,312円のところ、
今なら!
お値段!
なんと!
いやいやおかしいでしょ(笑)
結局良心の呵責というかそもそも予約したところでキャンセルされるだろうと思ったので予約はしなかったが、今思うとどうなるか試してみてもよかった気がする。
割引に関する認識が甘いがために泣きを見ているホストもいるのかもしれない。
トラブル回避のためにもあまりにもおかしい物件は避けたほうが無難かもしれない。
「6泊の予定だけど7泊で予約したほうがお得」「18泊の予定だけど、28泊で予約したほうが安そう」なんてこともある。
もちろん早期のチェックアウトはホストに相談したうえで行う必要があるが、頭の片隅に置いておいて損はないだろう。
来たる夏休みにエアビーの割引を駆使して民泊を体験してみてはいかがだろうか。