こんにちは、わらです。
僕は、この映画がなんか好きで何回か見直しているんですが、思ったことをインターネットと関連付けて書きたいと思います。
この映画は、2050年までに世界の人口が100億人を超えると言われている中で起こる食料問題にフォーカスを当てた映画です。
すでに世界の貧しい国では、食料問題にさらされており、今後世界の人口がさらに増えると食料問題は先進国にも波及してきます。
SDGsの17の目標にもあるように、世の中では持続可能な社会が求められています。
その中でも特に僕の興味を引く活動がありました。
トランジション・タウンです。
トランジション・ネットワークの価値によって支えられた地域グループを作ることで、石油ピークや気候変動、経済的不安定からの回復をめざす、草の根のコミュニティ活動である。
引用元:Wikipedia
この説明だけだとよく分からないかもしれませんが、簡単に言うと、必要な分だけ資源を利用して、地域の人が協力し合って持続可能な社会を作っていこうという活動です。
これを実現する手段として、この映画では、以下2つの取り組みが紹介されていました。
この映画の中で、イギリスのトットネスという町が登場します。
トットネスでは地域通貨である、トットネス・ポンドという通貨を利用することができ、出来るだけ町の中だけでお金を循環させ、町からのお金の流出を減少させます。こうすることで、町の経済の発展を促しています。
経済を分散し、独自のコミュニティ内でお金を回すことで、そのコミュニティの発展や一つの経済圏の中で生活をした時に比べて、貧富の差の軽減にも繋がりやすくなると思います。
トークンエコノミーという考え方や、GMOのブロックチェーンを利用した地域通貨の開発は、生きやすい社会を作るための重要な考え方だと思います。
また、トランジション・タウンの提唱者のロブ・ホプキンスさんは、小さくて集中的に利用された土地とそれを利用する農家を支援するモデルが土地の最も生産的な使い方であり、小規模農家は回復力があり持続可能な社会を作る上での基盤になると言っています。
ですが、日本では高齢化&後継者不足で小規模農家は減少しています。
トランジション・タウンではないですが、映画の後半に登場したイギリスのトッドモーデンという町のモデルはこの問題を解決できるヒントがあると思いました。
この町は、通称「食べられる風景がある街」と言われていて、町のいたるところで食べられる植物が育てられています。
しかも自由に食べてもいいみたいです。
SNSにも、家庭菜園の写真を載せている人がいますが、トークンと交換で「それ、ください」といえる世界が出来たら面白いですね。
今回、持続可能な社会ということで、トランジション・タウンを紹介しました。
インターネットと組み合わせることでさらに力を発揮できると思います。
ですが、壁もあって...
・独自通貨には法律やトークンの信用力、使える場所が圧倒的に少ない
・インターネット上で野菜や果物を売るには、労力の対価、送料の問題
以上の僕が考えうる問題の解決方法を思いついたらまた書こうと思います。