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【都市伝説系社会科学】

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  • ゆーご
  • 2021/02/13 13:54
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ALISを始めたのは最近ですが、【都市伝説系社会科学】というテーマで発信を始めて1年が過ぎました。なので、この機会に改めて「都市伝説系社会科学」とは何なのかを考えてみたいと思います!

 

「都市伝説系社会科学」というのは僕が勝手に作ったジャンルで、都市伝説のような社会科学の話を発信しようと思ってそう名付けました。

ここ1年、いろいろ勉強して徐々に「世界の裏設定」を発信するというテーマが固まってきましたが、改めてそれはどういうことなのかを整理したいと思います。

 

今までnoteで色んな記事を書いてきましたが、その中でも僕が重要だと思うのが「直感」「集合知」です。

結論を言うと「みんながみんな直感的な判断をすれば世界はいい方向に進むはず」というのが僕が掲げていく主張です。

ただ僕たちはそう簡単に直感的な判断ができません。世の中には様々なバイアスがあって、僕たちの判断を強制的に歪ませています。

バイアスには様々なものがあるのですが、一番影響力を持つのが陰謀論で語られる支配者による圧力です。

僕がテーマとして掲げる「裏設定」の1つが、この陰謀の正体。そして、もう一つが遺伝や脳科学から導き出されるヒトの設定で、「直感」と「集合知」の裏付けですね。

 

ではこの「直感」と「集合知」というものは何なのか?

以前「株式市場の予言」や「直感の正しさ」という記事に書いたのですが、再びおさらいしておきましょう。

■直感の正しさ

まず、「直感」について。

「直感」というのはなかなか精度が高く、イスラエルのマリウス・アッシャー(Marius Usher)教授の研究によると、直感が当たる確率は、なんと90%に上ります!

その実験の内容は、

まず、コンピューターのスクリーンに左と右で違う数字を連続して映し出します。

そして被験者に左右の平均値が高い方を選ぶよう伝えました。

 

つまり、

左側に1・8・6・7

右側に9・7・5・4

という感じで、数字が連続して映し出され、どっちの平均値が高いのかを当てるゲームです。

ただ、数字が映されるのはほぼ一瞬。

被験者の動体視力では追えないほどのスピードなので、ほとんど直感で答えるしかありません。

 

これを6セット行った時の正解率は65%。

しかし、24回繰り返すと正解率が上がって90%にまで上りました。

つまり、人の直感というのは数を重ねるごとにその精度が増していくということです。

 

「直感は数を重ねると精度が増す」と書きましたが、必ずしも1人で何回も直感で判断する必要はありません。

大勢の直感を集めることで、精度の高いデータが収集できるので。

 

つまり、みんなの直感の平均値もかなり精度の高い答えが導き出せます。

これが「集合知」というものです。

■みんなの意見の正しさ

昔、みのもんたが司会を務めていた「クイズミリオネア」というクイズ番組がありましたよね。

元々はアメリカのクイズ番組で、4択クイズを15問連続正解したら賞金をもらえるシンプルな番組です。

 

アメリカのミリオネアを分析すると、大衆の「直感的な意見」の正解率の高さがうかがえます。

ミリオネアでは、回答者は回答に迷った場合、いくつかの救済措置を得ることができます。

その中の1つが、エキスパートから助言を得る方法。これはあらかじめ自分が設定した、頭が良さそうな知人に電話して助言をもらうシステムです。

そしてもう一つがオーディエンスから助言を得る方法。これはスタジオにいる観客全員にどれが正解かアンケートを取って回答者に見せるシステムです。

 

普通に考えれば、答えに困ったときは知識人(エキスパート)に聞く方が正解率が高いだろうと思ってしまいます。

でも、実際の正解率を見ると、

 

エキスパートの正解率=65%

オーディエンス=の正解率91%

なんと、知識人と呼ばれる人よりも一般の観客の方が正解率が高かったのです!

一般のお客さんの中には正解を知っている人もいたでしょう。でも、ほとんどが観客は当てずっぽうで答えていたと考えられます。つまり直感ですね。

 

一般大衆の直感的な答えは、知識人よりも精度が高い。

これが「集合知」です。

 

こういった、エビデンスはいくつもあって、瓶に入ったジェリービーンズ(マメ型のグミ)の数を直感で当てるというゲームでも、大勢の答えの平均値は正解に近かったし、雄牛の重量を当てるコンテストでも、一般大衆の答えの平均値は実際の重さとほぼ同じでした。

 

もちろん全ての直感が当たるわけではありませんが、個人でも集団でも「なんとなくの直感」は割と当たるものなんです。

これは民主主義の正しさを担保するものになるんですが、民主主義はたまに大きく道を踏み外します。その一番の例が、民主主義によってヒトラーが選ばれてしまったことでしょう。

■直感を歪ませるバイアス

民主主義は時折、暴走して全体主義の方向へ突き進んでしまうことがあります。

「集合知」によるとみんなの意見はほぼ正しいはずなのに、なぜこんなことになるのでしょう?

それは、みんなが直感的に判断できていないからです。

全体主義に陥ると、強制的に自分の意見が歪められてしまいます。

本来はみんな自分の感覚で意見を述べていたので、いい意味でみんなバラバラでした。でも、一部の人が権力を振りかざすと、みんなその人の意見に従わなくてはいけません。これじゃあ正しい集合知が導き出せないんですね。

1~100までの意見があった場合、平均を取ると50が正しいものとなります。

でも、権力者によって50~100と答える者が排除されれば、1~50の平均値である25が正しいとされてしまいます。科学的には50が正しかったのに、無理やり25にされれば間違った方向に突き進むのは必然。

こうしたバイアスがかかってしまうと、集合知は正しく機能せず集団が暴走しちゃうんですね。

 

現代の日本が比較的に平和なのは、こういったバイアスがまだ弱く、みんなが自分の意見で判断できる状態だからです。

でも、大地震や戦争の危機など、ショッキングな状況に置かれると、不安が高まってみんなの判断能力が鈍ってしまいます。

平時なら、多少間違っていても大丈夫なので「なんとなく直感」で判断できますが、緊張状態に置かれると間違いが許されなくなるので自分で判断できず誰かに頼ろうとしてしまいます。

みんながみんな責任転嫁から誰かに頼ろうとするので、ちょっとでも強い口調の人がいたらその人の意見に流されてしまうんですね。バイアスというのは、こういった経緯で生まれてしまいます。

(ちなみにショッキングな状況を利用して世論操作を行うことをショック・ドクトリンと呼びます)

 

もちろん、平時でも不安を抱えている人々はたくさんいます。

病気にかかってしまった人。

身近な人を亡くしてしまった人。

受験や面接に堕ちてしまった人などなど。

そういう人たちもまた、不安から自分ではなく他人に意見を委ねようとしてしまいます。

そのバイアスが、親や上司など身近な人で、みんなバラバラな助言をしているならいいのですが、マスコミのよう巨大な影響力のあるものだとたちまち大勢がマスコミによる一方的な意見に引っ張られてしまいます。

そしてこのマスコミの上にいるのが国際金融資本家などの支配層(エスタブリッシュメントやディープステート)と呼ばれる人々。

 

彼らは不安に陥った人々を振り回し、不安をあおって無用な商品を買わせようとします。例えば宝くじなんかは、100年間、毎回3万円買っても高額当選する人は0.1%。ほぼ当たらないように設定されています。

 

こういったバイアスに囚われていると、散財しケツの毛までむしり取られてしまうので、要注意。時に彼らは、戦争まで仕掛けてくると言われていますし。

 

都市伝説系社会科学では、こういったバイアスから逃れて個人が個を確立し、自分の感覚で判断できるような手伝いができればいいと思っています。

陰謀論的な視点から見ることで、TVやインターネットで繰り返される「煽り」に乗せられず冷静な判断ができるでしょう。

みんながみんな直感的な判断をすれば、必ず世界はいい方向に進むし、あなたも自分らしさを取り戻すことができるでしょう!

これからも一緒に世界の裏設定を勉強していきませんか?

 

参考

河合塾キミのミライ発見 「集合知」で今までにない知の世界を拓く  

幻冬舎GOLDONLINE 「集合知のメカニズム」にも関係している、大数の法則

みんなの意見は案外正しい ジェームズ・スロウィッキー

 

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