映画「リング」の貞子にはモデルとなった人物がいたと言われています。
それが「高橋貞子」。
彼女は1910年(明治43年)、夫である高橋宮二が編み出した呼吸法により、超能力に目覚めました。
彼女によると「自分の手にした火箸がひとりでに火鉢の上を動いて「清」の字を記した」そうです。
宮二は彼女の能力を確かめるために、字を書いた紙や物を箱に入れて透視するという方法で、20回以上も実験を繰り返しましたが、彼女はことどとく成功させました。
その後、心理学者である福来友吉による実験が開始され、3回の実験のうち2回成功し、福来はその能力を認めたのです。
そして、福来は彼女の能力を「透視と念写」という本にまとめて出版するのですが、この本に対して多くの批判が寄せられたため、彼女は故郷である岡山県に戻り、能力を披露することを辞めてしまいました。
岡山に帰ってからの、消息は不明なのですが、岡山で心霊治療を行っていたという噂もあったそうです。
参考