BUSINESS INSIDER JAPANさんの記事
スマホ決済市場に激震 —— メタップスがメガバンク3行と提携へ、他行も追随か
ここで話題になっているメタップス社。実は仮想通貨会計のファーストペンギンとも言うべき存在なのです。
若干マニアックな話にはなりますが、ALISチームが行なうICOの取り扱い含む仮想通貨の会計について、できるだけわかりやすく書いてみようと思うのでお付き合いいただけると嬉しいです(・ᵕ・)
・2015年東証マザーズ上場
・今回話題になったオンライン決済事業以外にも、データソリューションや民泊などの事業を行なっている
・韓国にある連結子会社が2017年10月にICOを実施
・2017年9月1日~11月30日の期間を対象とする四半期報告書を2018年2月に提出。日本で初めてICOの会計処理と税務処理を行ない、情報開示した会社となった。
・・・?
こちらのBUSINESS INSIDER JAPANさんの記事
国内初、数億円“ICO”ベンチャーが奮闘する「ICOの税務」と「決算」 —— ALISの“ファーストペンギンの覚悟”とは
このタイトルだけだと、ICOの税務と決算(会計処理)を初めて行うことから「ファーストペンギン」と呼ばれているように見えませんか?
私は最初そういうことかと思いました。。。
でも、記事内の文脈を読むと「日本で初めて数億規模のICOを実施したこと」を指して、ALISがファーストペンギンと言われていることがわかります。
記事内でも
国内でもICOにチャレンジしようという人たちが増えるなかで、多くの人が気にかけていない大事なことがある。真っ当に資金調達した企業や個人が、必ずしなければならない義務である「税金の支払い」、つまり会計処理だ。
(この文章には実は突っ込みたいところがあるのですがまた別の機会に・・・)
~中略~
2017年にICOで資金調達をした国内の成功例として知られるソーシャルメディアプラットフォームのスタートアップALISはいま、ほぼ日本初になるICOの税務処理を行おうとしている。
さりげなく「ほぼ」日本初と、上手く書かれています。笑
仮想通貨会計界の「ファーストペンギン」は、2018年2月に四半期報告書を提出済みのメタップス社と言えるのではないでしょうか。
メタップス社はIPOを3年前に行ない証券取引所に上場しているので、「四半期報告書」「有価証券報告書」について作成・開示義務があります。
一方、証券取引所に上場していないALISにはそのような義務はありません。
メタップス社は財務情報開示の義務がありますが、ALISは義務がないのに自主的に情報開示しようとしているという点で大きく違います。株式会社ALISえらい( ・ㅂ・)!
そのあたりについては過去記事、ALISの情報開示がすごい ~IPOとICOの違い~で書いていますので、よろしければお読みください♪
・・・というわけで、ALISがこれからしようとしているICOの会計処理・税務処理には、メタップス社という一つのお手本があります。
ですが、
長くなりそうなので一旦ここで切ります(・ᵕ・)
次回は具体的な会計処理について記事にしたいと思います♪
今回もお読みくださりありがとうございました。
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