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◆ アリスレポート7「描画形式」
お待たせ! アリスレポートの第7回を公開よ。
今回は「描画形式」に関することを、弟のアルが説明していくわ。
……という素敵で可憐な私が描写されると思っていたのに、どうしてこうなった。
「手抜き線画 + 白黒」じゃないっ!!
む、無茶言わないでくれぇーーっ!
全部、上記のクオリティで絵を作ったら、作者が10人いても足りないわーーっ!
全く……。こういった描画形式を採用したことにも、ちゃんと理由があるんだよ。
今回は、そのことについて説明していくから、大人しく聞いていてくれ。
むーーっ。……仕方がないわねー。
……いいわ。話を聞いてあげる。
はいよ。
……まず、線画に関することなんだけど、
現在の僕に用いられている線画を使うと、以下のようなメリットが生じる。
・描くのが楽
・絵がわかりやすくなる
・太い線の修正は、凄く簡単(逆に細い線の修正は、かなり面倒)
・スマホのような高画質のもので表示しても(解像度の影響で、画像が縮小されても)、線がそこまで細くならない
・回転で修正を行っても、1回までなら劣化があまりわからない
・70%までの縮小なら、描き直しは不要
・他の人でも作れる
・マウスだけでも描画可能(ペンタブ不要)
無論、クオリティ的には、右のような「綺麗で細い線画(+線の量が多い線画)」のほうが良いとは思うけれど、
制作時間に3倍の差が生じることもあるから、質より量を考えるなら、左の線画の方が良かったりするんだ。
3倍程度なら、綺麗な線画でも良いのではないかしら?
3倍を舐めんな。
綺麗な線画を10枚作るコストで、手抜き線画は30枚も作れるんだぞ。
イラストの枚数が不足している現段階では、これが特に重要でだな。
手抜き線画ではなかったら、まともな会話表現すら難しかったかもしれない。
それで、次は塗りに関することなんだが……、
「手抜き塗り」に関することは言わずもがな。
作業は殆どしていない。多分、5~10分ぐらいで描けるんじゃないか?
一方で、ギャルゲ……じゃなくて、綺麗な塗りの方は……、
それはもう、無茶苦茶時間がかかる。
(特に、中央の「グラデーション」と「綺麗な影」の組み合わせの絵)
また、線画が間違えていたら大量の修正が発生したりすることがあるので、苦労も多い。
(2番目はオーバーレイのフィルタ、3番目はハイライトの位置をわかりやすくしたもの)
作業時間は、4~16時間ぐらいだろうか?
「まとめろさん」のようなプロに依頼すれば、数時間程度で仕上げてくれるのかもしれないけれど、
その場合は、依頼の費用が多く必要になるので、大金を用意しないと、一通り揃えることはできないだろう。
一応、使い回しができる「瞳の画像」を用意した上で、アニメ塗りを行えば、塗りは20~30分ぐらいの制作時間になったりする……のかな。
だけど、アリスシリーズが成功するかどうかもわからないのに、いきなりミドルリスクで挑むのは危険だから、アニメ塗りを採用することはできなかった……。
できる限り低コストにして、成功を積み重ねる、ということのほうが大事だと判断していたからね。
……ひ、ひぃ~~~っ!
まさか、綺麗な絵を作るのがそんなに大変だったとは……。
無理言って、すいませんでしたぁ~。
わかれば、よろしい。
そんなわけで、アリスシリーズは、
・作りやすい
・描画しやすい
ということも考慮されているのさ。
多くの絵を作成することで、様々な表現が行えるようにしたいからね。
しかし……絵の制作には、様々な苦労が含まれているのだけれど、現時点のALISで、それが評価に反映されることは全然ないんだよなー……。
イラスト制作は割に合わないからねー。
それに、アリスレポートのような、あまり需要がないものを作っても評価されないのは当たり前よ。
もっと、ALISユーザーが「エモォ~~っっ!!」と泣き叫ぶような物を作りなさいな。
おっしゃる通りです、はい。
アリスレポートの第8回が終わったら、中規模のシナリオの制作も頑張ってみようと思います……(汗)。
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