Eleringとのエストニア全土での電力トークン化についての面白いアップデートをシェアさせてもらいます。EthereumとEOSのためのエネルギースマートコントラクトの作成が完了し、大規模なテストとパブリックリリースに向けての準備と監査を行っています。
最初のトークン化イベントは今年の秋に行われ、最も遅かったとしても10月初旬には実施されます。次のエンジニアリングブログではより明確な時間を提示することができます。
最初のイベントでは、私たちはエネルギースマートコントラクトにエネルギーの所有権の形式がどのように見えるか、そしてその契約がどのようにローカルの電力市場に対して決済されるかをテストし、実証することに焦点を当てます。このテストの主要なゴールはWePowerプラットフォーム上での決済と大量の電力トークン化を試すことです。
そのために、私たちは一定期間消費者が所有する電力の量を固定するために、全土での1時間単位の消費データ量を使用します。この契約にはタイムスタンプされ、卸売レベルでの販売、もしくは消費される、時間が来たら決済されます。
テストの主要な要素にはEstfeedとのインターフェイスのテスト、データセットの準備の完了、そしてESCライフサイクルテストのための準備を終わらせ、そしてシークエンスなどがあります。エネルギースマートコントラクトの発行と決済の詳細を分析に加えて、私たちはコストやボリュームに関する実際のブロックチェーンのデータも確認します。
その後に、セカンダリーエネルギースマートコントラクトのマーケットプレイスのダイナミックスを探るためにより多くのテストが計画されています。つまり、私たちはエネルギースマートコントラクトの、コントラクトの個人間取引から消費プロファイルの変化までを含む、ライフサイクルにおけるマーケット参加者とコントラクトで発生する可能性のあるさまざまなイベントについての詳細を調べます。これらのタスクはWePowerプラットフォーム上でのオークションを実施し、電力が販売された時に様々な実生活のシチュエーションに確実に対応できるようにしています。
あらゆる消費データが個人情報なので、パイロットテストのためにエストニアのデータセットを準備している時、私たちは一般データ保護規則(GDPR)という個人情報に関する準拠法を確実に遵守するために追加の時間をかけることを決定しました。GDPRは、EUと欧州経済圏(EEA)の個人を保護するために策定されました。分析によって、遅延が発生してしまいましたが、個人情報のセキュリティは私たちにとってとても重要で、GDPR違反を犯すようなリスクを取ることはできませんでした。
合計で、30人のエンジニアが私たちの進捗に貢献してくれました。30人というのはWePowerのようなスタートアップとしてはかなりの人数をかけたと言える人数です。私たちはゴールに向けて順調に進んでいて、まだ解決しないといけない技術的に面白い課題がいくつか残っています。ただ、この数か月の働きによって、ビジョンに向けて順調な進捗をみせています。
私はデジタルエネルギーシステムのためのエンジニアリングマネージャーとプロダクト責任者として、2人の才能ある人材をチームに迎え入れることができました。近日中に彼らの紹介とチームにどのような経験を持ち込むかについての記事を掲載します。そして、私たちはまだ採用を行っているので、興味がある方はぜひ応募してみてください。
次のアップデートも近日中に公開するので、また見てください!
Kaspar