いきなりケンカ売るようなタイトルを付けておいて何ですが。
ALISに来られている皆さんは「何を今さら」な方が多いかと思います。
何と言うても、暗号資産の知識がある方がほとんどでしょうから。
何が言いたいのかをまとめると以下です。
◎価値と価格の乖離は、芸術品などの高額な商品で起こりやすい
……って、これも皆さんご存じのような気もしますけれども。
そもそも私もここら辺の話を何回か書いたことがありましたわそう言えば。
そう言えば、以前この記事でゴッホの絵画について書いたことがありました。
該当箇所を引用すると以下です。
わかりやすい例で言えば、ゴッホの絵。
ゴッホが生前売れた絵は『赤い葡萄畑』一枚で400フラン、現在の貨幣価値で言えば5~10万円でだそうです(所説ありますし、また弟のテオに引き渡した時点で絵が売れたと考えると、結構売れてるやん……て、話にもなります)。
現在ではどの作品も何億円もの価格が設定されるゴッホの絵画ですが、彼の生前に売れたは一枚だけで、しかも5~10万円程度の価格でした。
書きながら「価値と価格の乖離にもほどがあるやろ!」と思わずツッコミたいぐらいの差額です。
何故こんなことが起こるのかと言いますと、絵画などの芸術品とはそもそも評価することが難しいものだからですね。
評価することが難しいものと言えば、人とか文化とかもそうです。
例えば室町時代に将軍としては微妙な足利義政という人がいます。
彼は文化人としては非常に優れていまして、子孫である私らは彼の残した銀閣寺やら侘び寂びやらで、今現在も潤っています。
つまり昔は彼の将軍様としての評価で低くなりなりましたが、後の時代に彼の残した文化の価値がどんどん高くなり、それに伴って彼の文化人としての評価の方も高くなったというわけです。
(これを別の言い方をすると「お金の価値尺度機能が正しく動作していない」あるいは「お金が価値の標準化に失敗している」とも言えますし、これを逆に上手く利用することでお金を得ることもできます。
ご興味ある方は、こちらの記事もよろしくお願い致します)
で、冒頭にも書きましたが、恐らくALISにおられるほとんどの皆さんはこの「価値と価格は別のもの(必ずしも一致しないもの)」であることをご存じだと思うのですけれども。
暗号資産に限らず投資をしたことがない人で、労働者としての評価のみで悩んでいる人も多いのではないかと。
そう思って、表のブログで以下の記事を書きました。
上記リンク先の記事では、暗号資産ではなく株に投資した場合の「PERやPBRなどの指標を用いて、価値を推しはかって価格(その時点の株価)と比較して買う」という例で話をしています。
こちらでも以下、言いたかったことを引用します。
それはさておき、私の世間様の評価はダメダメ人間ダメ人間やったわけですが。
今となっては「そもそも労働者としてのみで価値をはかることが、偏り過ぎやないか!」と力いっぱい言い返すことができます。
しかし昔はそうではなく、労働者として仕事ができない自分には価値がないとずっと思っていたわけですね。
もしも今、仕事の人事評価等で辛い思いをしている人がいたら、その人にこの話をしたいと思って書きました。
というわけで、あなたには仕事上以外での価値があります。
それは今、上手くお金に換えることができていないかもしれません。
でも、あるんですよ?!
労働者としての指標のみで人を判断することなんて、そもそも無理というものですから。
そしてこれは、単なる慰めや励ましではありません。
何故ならこれからの世の中は、以前はお金にならなかったものがお金(同然のもの、暗号資産など)で、その価値をはかることができるようになるからです。
その一例が「P2E(Play to Earn:プレイトゥアーン)」です。
一番言いたかったのは「単なる慰めや励ましではありません」てところですね。
時代の流れもそっちに向かっているから、堂々としていることをお勧めしたいと。
というか、できればこのことをもうちょっと調べて、堂々と反論して欲しいなと。
人は「知る」ことでも強くなれるし、この「知る」ということはWebのおかげで、かつてないぐらいに容易くなっております。
以上、既にある程度ご存じの皆さんに対しては、全開バリバリの裏記事を書いてみました(いや、私的にはこれでも全開なんですけど……全壊ちゃいますよ?)。