いきなり関係のない話からで恐縮ですが、私が人生で初めて出した本は電子書籍ではなく、オンデマンド出版での婚活の本でした。
(ムゲンブックス様のお世話になりました。
一冊は無料で出すことができますので、ご興味ある方は是非)
その本で「まずは能力から」と書いています。
これは何なのかと言いますと「お金がない(または少ない)から、お金持ちの男性と結婚しよう」と考える婚活女性に対してのものです。
もうちょっと詳細に言えば、以下です。
「まずは自分がお金持ちの能力のある女性になってから。ただし実際にお金持ちになる必要はなく、能力を持つのみで良い」
お金持ちになるには「稼ぐ、節約する、運用する」という三つの方法がありますが(これ、FPさんも言うてる真っ当なヤツです)、稼ぐのが苦手であれば後ろ二つの能力を身に着けるべし、と。
そして逆に「稼げるけど後の二つ(または最後の一つ)が苦手なんだよね」という男性と結婚すると、お金持ちになれるわけですよこれが。
(ちなみに全部できる男性でも結婚は可能。何故なら「話が合うから」です)
さて、ここまでは婚活の話でしたが、この話は婚活だけの話ではありません。
この「まずは能力から」の能力で「お金を上手く使う能力」についても、同様の世の中となっていくでしょう。
例えばレイ・ダリオ氏の動画『30分で判る 経済の仕組み』で、良い借金の例として「農夫が借金で農業機械を買って、それで日々の作業をする(=設備投資)」という場合を挙げています。
※レイ・ダリオ氏の動画についての記事はこちらです(リンク予定)
つまりこれは「良い借金(借金をしてでも早く設備投資する)をした方が良い」という立場の人についての話ですが、リアルでこの立場にいる人は限られるでしょう。
また、そういう仕事に就きたいと思っても、実際には非常に難しくてほぼ無理と言う人も多いでしょう。
今回の例で言えば「農業はやってみたいが、人並外れた強度の虚弱体質だから無理」という夫のような人物が考えられます。
しかしここで、リアルではなくメタバースであればどうでしょう?
今は「Play-to-Earn」っちゅーものが出てきました。
もしもこれから後に「農夫のシミュレーションゲーム」ができてそれに参加し、その時点で体力以外のすべての能力が高ければ、それでお金が稼げるではないですかと。
この例だとちょっと先の話にはなりますが、今のうちに興味のあることはどんどん学んでおいた方が良いのではないかと思います。
で、ここからタイトルの後半部分「能力がないのに成果を求める行為が、ムダとなりやすくなる」について。
基本的には、これまでも「能力がないのに成果を求めるのは、ムダとなるもの」かつ「能力がないのに成果が出たら続くことなく、いずれ没落する」でした。
ただしこれまでは「ムダとならない場合が多かったため、一概には言えない」という状態でした。
この最も大きな理由を具体的に言えば「昔になればなるほど時の流れが遅く、人々の寿命も短い」ため、没落する前に「本人の寿命が尽きて、良い状態のまま逃げ切ることが容易かった」というわけです。
今はこの逆で「時の流れは加速し、人々の寿命が長くなっている」ため、良い状態が廃れやすくその状況を維持するのは実力がないと無理ですし、それを求めようとする時にもより成果を得られにくくなっているのです。
(競合する他の供給側の人々もどんどん多くなる、というのもありますので)
また、この「昔になればなるほど時の流れが遅い」というのは、これまでに「社会システムやテクノロジー等の進歩が遅い」ということを書いていましたが。
今回はそれに加えて「生産力の成長にかかる時間も、より長く必要だった(だから時の流れが遅い)」ということも挙げておきます。
(元ネタは以下のブログ記事です。
ご興味ある方は、こちらもよろしくお願いします)
これは経済活動だけの話ではなく、人生においてほぼ当てはまることではないかと。
例えば冒頭に挙げた婚活の例だと「実力がないのに外見だけがんばって美しくして婚活する女性は、その努力がムダになりやすくなる」と言えるでしょう。
(外見「だけ」なのが問題。第一印象は大事ですから、美しくするのも大事)
このご時世に稼ぎ続ける実力のある男性であればあるほど、女性にも相応の実力を求めて当たり前ですし、そのような男性は賢いですから「付き合う女性と結婚する女性に求める条件が違うのは当たり前」ですよね。