
先日、気になるニュースを拝読しました。
「レオス・キャピタルワークス株式会社」の親会社は「SBIレオスひふみ株式会社」です。
前者は2003年4月にレオス株式会社として設立、その後同年9月にレオス・キャピタルワークス株式会社に商号変更、それからいろいろあって、2020年4月にSBIホールディングス株式会社が株式を取得し子会社化、となりました。
その後、2024年4月にレオス・キャピタルワークス株式会社を持株会社化して、SBIレオスひふみ株式会社ができました。
後者のSBIホールディングス株式会社は、元はソフトバンク(現:ソフトバンクグループ)の子会社として設立されたソフトバンク・インベストメント株式会社が前身ですが、その後ソフトバンクグループから独立し、今のSBIホールディングス株式会社になりました。
で、SBIと言えば……思い出すのは、あの時(↓)の……
……北尾吉孝氏ですね。
ライブドア(当時)の堀江氏が、フジテレビを買収しようとしていた時の話です。
上記リンク先の記事から、該当部分を引用させて頂きます。
現在,フジテレビはライブドアからの買収攻勢にさらされている。そのため今回のSBIとの資本提携は,ライブドアとは別の企業に株式を移動する企業防衛策「ホワイトナイト(白馬の騎士)」ではないかとの質問もあった。北尾社長は「ホワイトナイトという意思はない。ただ結果として後からそう言われることはあるかもしれない」と言葉を濁した。
以上ですが、ご存じない方や忘れている方もおられると思います。
ので、以下、簡単に説明します。
①フジサンケイグループの中核フジテレビは、ニッポン放送の傘下にあった
②しかしニッポン放送は、フジテレビよりもはるかに小さい時価総額だった
③すると「ニッポン放送の株を買い占めるとフジテレビが得られる」ことに
④そのことに目を付けたライブドアの堀江貴文社長が、それをしようとした
⑤フジテレビ側がいろいろ策を講じて、防衛に成功(堀江氏の買収を阻止)
北尾氏が登場したのは⑤の「いろいろ策を講じて」の辺りです。
ウィキペディアから引用させて頂きますと、こんな感じ。
3月24日、ソフトバンクグループの金融サービス会社であるソフトバンク・インベストメント(SBI/現・SBIホールディングス)とニッポン放送、フジテレビの3社が、メディア・通信分野などの新興企業に投資するベンチャーキャピタルファンドを共同出資で設立することと、これに伴う関係強化を名目に、ニッポン放送が所有するフジテレビ株(発行済み株式の13.88%)をSBIに貸し出すことを発表した。これにより、すでに大和証券SMBCに貸し出している株式8.63%と合わせ、ニッポン放送が所有するフジテレビ株は0%となり、ライブドアのフジテレビへの間接支配に対する防御策であったと考えられる。
この話にご興味ある方は「ニッポン放送の経営権問題」などで検索すると、いろいろ出てきます。
そんなわけで、あの時「ホワイトナイト」と言われた北尾氏のSBIですよー。
ですがあの時とは、時代も状況も全然違いますから。
どうなる、どうする、北尾氏……って、ひふみの藤野氏もお忘れなく。
……私は忘れていましたけど(←いや、失礼やん)。