※記事を募集中、全文掲載で10万円(ご興味ある方はこちらへ)
電子書籍『幸福論~ただし、令和時代を生きる日本人専用~』の記事を募集する目的は「自殺を減らしたい」というものだと『ひきこもり状態にお悩みの皆さんへ』でお話ししていましたが。
実は他にも目的がありまして、それは「新しい時代に対応できる人材を育成したい」というものであり、具体的には「Web3.0やDAOなどにも対応できる人」です。
このWeb3.0やDAOなどにも対応できる人とは、これらを「手段として使うことができる(横軸右の「Webを学ぶ」)」能力と、それを「どのような目的で使えば良いかがわかる(同、横軸右の「好き・興味あり」)」能力の両方を持った人のことです。
前者の「手段」を知る人も少ないですが、後者の「目的」がわかる能力のある人が、今の日本では非常に不足しています。
この後者の「目的」がわかる能力は、深くて専門的な知識を持つのが良いとされる従来の価値観では育てにくい人材であり、ロールプレイングゲームで例えて言えば「ドラクエで遊び人から転職した賢者」のような人材です。
ドラクエの遊び人はすぐに飽きて違う遊びを始めて、いろんな遊びを知った後にレベル20で賢者になりますけれども。
飽きて違う遊びを始める前に、その中で「汎用的なスキルを見出して習得」する。
それを何度も繰り返すことでたくさんの汎用的なスキルを持つことができ、その結果として賢者になることができる、というのが私の解釈です。
これを言い換えると「横のスキル」とも言えます。
日本でこの「横のスキル」を持つ人が少ないのは、従来の価値観では横に動くことをネガティブなイメージで捉えているためです。
会社や職業を替える場合に「根性がない」とか「挫折した」とか、そういう悪いイメージがあるため、できるだけそのようなことを避けようとする人が多いのです。
先ほどの賢者の時と同じように、次の会社や別の業界に移る前に「汎用的なスキルを見出して習得」する。
その汎用的なスキルを応用することで、その業界にはない新たな視点から新たな手法を生み出すことが容易になります。
インターネットができて普及しインフラ化した今となっては、従来の中央集権的な縦の組織ではなく、横の広がりで個人が分散化している時代となっています。
今や個人でもできることはたくさんありますが、それをどうやってその人に最も合った形で使うのか、これが非常に難しいという時代になりました。
私はこの「使う」という能力に長けた人を育てたい、と考えています。
日本では、労働者として働いた経験が少ない、労働者として優秀ではない人を軽視する傾向がありますけれども。
外に出て働いた経験などが少ない状態であっても、ネットを駆使して学んで補うことで、どうにでもなります。
むしろ少ない経験であっても、そこからより多くの情報を得ることのできる人でかつ、その情報を上手く使い切ることのできる人であれば、何の問題もありません。
ここら辺の話にご興味ある方は『日本のGDPを増やす最も効果的な方法は?』をご覧ください。