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急に思いついて、超簡略版を作ることにしてみた

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  • 0-M0T0KI
  • 2023/08/08 04:57

前回の簡略版の記事を書いた時に、別の動画を作成していることをお話ししておりましたけれども。

それは作成しつつも、別の動画を作成してみることにしました。

「ご覧になった皆さんに、できるだけ理解して頂きたい」

というリミッターを外して、とことん凝縮させるとどうなるか?

ま、はっきり言って、単なる好奇心なんですけどね。

というか、逆にですね、今回の動画を視聴し、そこからすべてのことがわかる人ことこそ、諺で言う「一を聞いて十を知る」という人のことではないかと。

そのような方がおられましたら是非、私を弟子にして欲しいです(いや、要らんと思うけど)。

Content image
タイトル画像です(動画ではありません)

それでは、今回の内容です。

↓↓↓ここから本文↓↓↓

先に結論から申し上げますと、日本が他国に比べて成長が鈍化し、相対的に貧しくなったのは、国民性が時代に合わなくなったからです。

どの辺が合わないのかと言いますと、「質素倹約し、貯金し、労働に励む」ということに、囚われ過ぎているところです。

これらは日本では美徳とされてきたことですが、残念ながら、インターネットが生まれて普及し、生活インフラの一つとなった今の時代では、裏目に出ることの方が多くなってきました。

別の言い方をしますと、これらは「供給側かつ、労働者に偏り過ぎている」とも言えます。

それでは、これらを時代に合わせるためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

まずはこの「時代」というものを、知らなければなりません。

この「時代」を、一言で言いますと、「需要側と供給側の力関係が、逆転している時代」と言えるでしょう。

さらに言えば、それに伴い「主導権も既に、供給側から需要側へと移動している」ということも言えます。

このことは、哲学者カントの「コペルニクス的転回」ほどの衝撃的な出来事だと、そのように表現しても過言ではないと思います。

(コペルニクス的転回とは「コペルニクスが地動説を唱えた時ほどの、大きな転回である」という表現で、使われることもある語句です。

「これまで有史以前からずっと供給側が持っていた主導権が、時代とテクノロジーの進歩によって、既に需要側に移っている」というのは、それほどものすごいことではないかと)

さて、我々日本人がかつてGDP世界第二位の経済大国になることができたのは、一般の国民が非常に優秀だったから、ですけれども。

現在は残念ながら、以前ほど優秀とは言えなくなりました。

その理由は、供給側としては相変わらず優秀な国民(労働者)を誇りますが、需要側、つまりお客さんの側としては、優秀な国民とは言えないからです。

そして現在は需要側、つまりお客さん側が主導権を握った時代ですから、お客さん側の優秀さが、より問われる時代となってきているわけです。

その需給の地位が逆転した理由について、ご興味ある方は以下の画面をどうぞ。

Content image

にもかかわらず日本の高等教育は、相変わらず供給側かつ労働者の方へと、著しい偏りがあります。

今は「如何にして、お金を稼ぐか?」だけでなく、既に稼いだお金を「如何に上手く使う能力があるか?」ということも、同時に問われている時代なのです。

その上手くお金を使う能力の中には、金融商品に対する投資、というものも含まれています。

投資対象の商品そのものを知るだけでなく、自らのリスク許容量や将来必要となる金額など、それらすべてに対応できるような、お金を使えるお客さん側の能力を問われているのです。

そしてもう一つ言いますと、先ほどの「如何にして、お金を稼ぐか」ということについて言えば、これも労働という手段だけに偏るのは、あまり良くないことだと言えます。

まず、お金を稼ぐということは「(生産活動によって)その時のお客さんが必要または欲しいものを生産し、その対価としてお金をもらう」というものです。

この時のお客さんには、「この商品は、お金を払ってでも必要または欲しい、良いものだ」という評価をしてもらってはじめて、お金という対価をもらえるのです。

ただしこれを厳密に言えば、狭義の生産活動となります。

そして、その時はお客さんに買ってもらえない、つまり評価してもらうことができず、お金に換えることのできなかったものを生産した場合は、広義の生産活動をしたことになるのです。

時代とテクノロジーが進んだ今は、生産活動を既に終えているものがたくさんあり、急いで狭義の生産をしなければならない、という状況ではありません。

時代を経るに従い、既にある広義の生産物を評価し、そのことで狭義の生産に換えるという能力の方が、これからより必要となっていくことが予想されます。

現時点でも、例えば日本国内の観光業では、ラグジュアリーなグレードで外資系ホテルの進出を許していますが、これは我々日本人による、我々自身の文化や歴史に対する評価が低いことも、原因の一つに数えられるでしょう。

最後になりますが、この評価するという能力が相対的に低いのは、日本人の人口がアメリカ人や中国人よりも少ないことと、日本には災害が多いので、能動的に動く人の評価が他国に比べて高かった、というやむを得ない理由によるものです。

これからの時代でも当然ながら、災害はたくさん起こるでしょうし、これまでの価値観や教育をすべて捨て去ることなどは、できません。

いや、むしろ、この価値観や教育によって、同時に我々の歴史や文化が育まれていったわけですから、悪いところだけに注目するのもどうかと思います。

ただし、良いものは必ず良い方にしか作用しない、ということはありませんので、そのことを知った上で、如何に良い方に作用させるか、ということを考えて行動していく必要があります。

ご視聴頂きまして、ありがとうございました。

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