ちょっと前に、以下の動画を拝観致しました。
タイトルは『【百田尚樹×堀江貴文】左翼の人は本が読めない?売れる本はどうやって生み出されるのか?』という、ちょっときついものですけれども。
左翼の方がどうなのかはさておき、個人的には1:14~の話に注目しました。
画像でまとめると以下です。
で、上記の画像を作成している時に気付いたのが、数字の情報です。
私も数字での情報を得ることについては、苦手な方なんですよねー。
だから、文脈や行間まで読めないという人に対して、偉そうに上から目線で言える立場ではありません。
私はこれまで、以下のようなことを散々書き散らかしていましたが(あんな記事とかこんな記事とかで)。
◎インターネットがインフラ化したことで情報は取り放題になったから、今は情報を「得る」よりも「使う」能力が問われている
とはいえ、情報を得られなければ始まらないので、やっぱり情報を得る能力も必要だよねーてことを今回、あらためて感じたわけです。
というわけで、数字が全般的に苦手だったことを思い出しましたので、これからできるだけ気を付けていこうと思います。
書きたかったことは以上ですが、追記としてもう一つ。
3:55~で、堀江氏は以下のようなことを仰っています。
「十年ぐらい寝かせていたもの、数年前に言ったことをまとめたものが一番売れる」
「既に何回も言ったつまらないことが、読者が僕に求める言って欲しいことなのだ」
というわけで、この時の字幕に「ヒットの法則、読者の聞きたいことを書く」と表示されていました。
出ました!!!
……何がっ?!
それは「価値の標準化(≒価値尺度機能)」です。
堀江氏のお考えで最も価値の高いのは、もちろん最新のものですよね。
しかしそれを今すぐに直球で投げても、理解してくれる能力の高い読者は少ない、だからその話を本にしても売れない、ということが今の状況です。
つまり「売るために標準化しなければならないし、標準化するために価値を下げなければならない」ということが起きているわけですね。
そしてその差は非常に大きいと言わざるを得ません。
で、何でその差が大きいのかと言えば、ここまでは客(需要)側の能力が低いことを理由としていましたが、もちろんそれだけでなく「(情報を供給する側の)堀江氏の能力が高すぎる」というのもあります。
で、私の個人的な感想と致しましては、惜しいという一言しかありません。
堀江氏の優秀な能力を、売るためにあえて低くして使わねばならないのですから。
そう言えばふと、思い出したのですが。
かつて「鳥人」と言われていた、セルゲイ・ブブカという棒高跳の名選手がいました。
彼は世界記録を何度も更新し、長い期間王者として君臨し続けていたわけですけれども。
「本来の実力を存分に発揮すれば、もっと記録が伸びていたはずだ」という記事を拝読したことがありました。
(探したけれど見つからないので、私の脳内でごめんなさい)
その理由は「世界新記録を出すと報奨金がもらえたので、彼は意図的にちょっとずつ、何回も出せるように調整して跳んでいた」とのことで。
このようなことをしないで記録だけを追い求めたならば、もっと伸びていたのではないかというお話でした。
というわけで、傍観者でかつ無責任な者の立場としては残念な気持ちになりました。
「傍観者でかつ無責任な者」の立場としては、ですよ?
上記の私の考えは、夫曰く「地に足のついていないヤツの戯言」だということは、十二分に承知致しております(´;ω;`)
……ですよねー……。