いつもにマシマシで、おすすめしたいのです。
KTAG様の記事は以下です。
で、おすすめの理由ですが。
冒頭から5:32ぐらいまで、創業時の時代背景(江戸時代末期)とお金の話が出てきます。
有名な「金の流出」の話ですね。
金と銀の交換比率が日本では1:5、海外では1:15だったので、銀を日本国内に持ち込んで金に換えて本国に帰る外国人がいっぱいおった(で、流出した)、という話ですけれども。
これを阻止すべく幕府は対策をするのですが……それ自体は成功しましたが、また別の問題が……気になる方は上記リンク先から、元の動画をご覧ください。
もう一つ、話を付け加えるならば。
当時は日本の幕府の考え方の方が、欧米よりも進んでいました。
コインの散歩道様の以下の記事より。
以下、該当箇所を引用させて頂きます。
日 本 天保小判には、金6.38g、銀4.84gが含まれており、欧米の金銀比価1:16で計算すると、合計で銀107gに相当する。 これはメキシコ貿易銀に含まれる銀23~24gの4倍であるから、金1両=メキシコドル4枚となり、メキシコドル1枚=一分銀1枚である。
ハリス 一分銀には銀8.55gしか含まれておらず、これはメキシコドルの1/3だから、メキシコドル1枚=3イチブ(一分銀3枚を3イチブと表現)である。
日 本 一分銀には金一分に相当する銀が含まれているわけではない。 幕府の威光により金一分で通用させている名目貨幣である。
ハリス そんなバカな理屈は国際社会では通用しない。
ハリスは、日本をアヘンからすくった尊敬すべき人ですが、この件に関してだけはあまり尊敬できません。
このときのイギリスの領事オールコックもハリスに同調はしましたが、彼は事の本質を理解していたようです。 「大君の都」の中でつぎのように書いています。
”アメリカ側の委員たちにこのことがよくわからず、問題が混乱していたのは、おそらく価格と値段を混同するという誤りによるためであったのだろう。”
結局、日本政府(江戸幕府)の外交技術・経済観念の少なさと、弱腰のため、ハリスの強い主張に押し切られてしまいました。
この中の、以下のところです。
「一分銀には金一分に相当する銀が含まれているわけではない。 幕府の威光により金一分で通用させている名目貨幣である」
つまり、現在の不換紙幣の考え方が一部(一分銀だけに?笑)、含まれています。
・政府がそのように認めているからその価値がある(銀がどんだけ含まれているかは関係ない)
この考え方を突き詰めていけば、価値と価格の話になるわけですね。
……って、陶磁器やノリタケはどこ行ったんやー……。
そうそう、あと14:20からの「森村グループの関係会社」が面白かったです。
今でもお馴染みの、あんな会社やこんな会社も、関係があるなんてー。
それとあと、現在のノリタケ様は「陶磁器→セラミックから他の工業製品」もされておられて、かなり幅広くなっておられます。
上記画像は株式会社ノリタケカンパニーリミテド様より頂きました。
食器にはオンラインショップがありました。
ご興味ある方はどうぞ。
以上です。