「悪事千里を走る」は「悪い行いはすぐに世間に知れ渡る(コトバンク様のデジタル大辞泉より)」という意味です。
「悪事千里を行く」または四字熟語の「悪事千里」という形で使われることもあります。
類義語としては「人の口に戸は立てられぬ」や「悪い知らせは翼を持つ」などがあります。
対義語としては「好事門を出でず」があり、つまり「良い行いが世間に知れ渡ることがなかなか難しい(から、あまりない)」という意味になります。
と、ここまで書いたところで既に予想されますが。
この諺は明らかに強化されていますよね。
もちろんインターネットができて普及し、インフラ化したことによるものです。
というわけで、まずはこの段階で評価をしておきましょう。
前回の「天網恢恢疎にして漏らさず」で挙げた例「教師による痴漢などの犯罪も多くなっている」は、まさしくこの「悪事千里を走る」の例にも当てはまるものでした。
というわけで、はるか昔にできた「悪事千里を走る」という諺は、今の時代では千里には留まらない状態になっていますので……
・悪事万里を走る
……に、変えた方が良いのではないかと個人的には思います。
と、ここで千里に万里と言えば……で、気付いたことがあります。
関西の女帝と言われる司会者である上沼恵美子氏は、昔「海原千里・万里」というコンビで売れっ子の漫才師でした。
……って、あれ?!
この話も昔、書いたことがありましたわそー言えば。
以前は表のブログで、日付は2020/06/22に書いたものです。
しかしこの時は、ここまで書いた話に加えて「デジタルトランスフォーメーション(広義)」のことにも触れていましたが。
今回は一切、そのことを思いつきませんでした。
……劣化しとるがな(やばいやん)。