チコちゃんに叱られる、で女優の木村多江さんが熱演して話題になった「蚊の一生」
のおかげで、世間での認知度もさらにアップしたと思いますが
蚊って血を吸うのは雌だけです。
でも、飛んでいる蚊を観るだけでは、その性別って判別できませんよね。
我が家は、マンションの高層階なので窓を開けていて蚊が入ってくるとかそういう事はまず無いのですが、
エレベーターに一緒に乗ってくるんですね。
それが、玄関ドアを開けた時に、一緒にお邪魔しま~す、って図々しく入ってくるパターンの子達が、我が家で見つかる蚊の種類です。
でも、大体メス率が多いのかな。
やっぱり、蚊と言えば刺すイメージしかないですよね、殆どの人って、私だってそうです。
でも、今日、初めてなんか…蚊に対して同情というか、ごめんねという気持ちになってしまったので書いておきます。
前述の木村多江さんの熱演を観てから、蚊の世界に対する理解が更に深まったというか、感情移入度が高まったのですが…とは言え、刺されるから、やっぱりメスに関しては、同情はしても、それでも結局刺されたくないのですが、
オスですよ、オス。
オスが急に可哀想に思えてきたのです。
まぁ、メスと交尾して身籠らせて、メスが人間や動物の血を吸いに行くキッカケを作るわけだから、その罪に加担はしているとはいえるけど、
やっぱ直接的に刺してこないから、ダイレクトな恨みのベクトルが向かないというか、いや、でも書いていて、段々、悪の枢軸みたいに思えてきたかも、、、
自分は何もせんで、メスだけにそんなハイリスクな役回りさせやがって、って。
でもね、それは今落ち着いて考えたらそう思えてきただけの事。
昨夜から、家の中に1匹居たんです。
私には見えてなくて、あの蚊独特の羽音さえ聞こえなかった。
それだけ私の体に接近せず、ただ室内を飛んでいただけだと思うんです。
こどもが、昨夜から、蚊が居る、蚊が居る!っていちいち騒ぐもんですから、でも、別に寄って来ないし刺されてないし、違う虫でしょ、なんて適当にスルーしていたんです。
虫コナーズとかあんな殺虫剤やりませんよ?虫にとっての毒は、人間にとっても毒なんですから、そんなもの空間に撒きません、我が家は。しかもずっと続くなんて、ずっと毒に晒されるんですよ、無理無理。
で、夜が明けても全然、刺されている気配もないし、でもまだ何か飛んでいる。
ずっと蚊ではないと思って安心していたんだけども、
24時間ぐらい経過したさっき、私の近くを何かが飛んできた。
ちょ~っと、昨日からいるやつだな、もう鬱陶しいなと思って、捕まえようと思ってパシ!ってしたら、やっぱり蚊でした。
案の定、何の血も吸っていないし、クリーンに死亡していました。
たまたま我が家に入ってきちゃって、、、でもついてきたお前が悪いんだぞ!なーんて、、、本来、蚊は草花の蜜とか露とかを吸って生きているっていいますもんね、洗面所やキッチンの水、吸っていたのかしら、部屋には観葉植物しかないし…。
で、木村多江さんの熱演思い出して、オスバージョンを勝手に想像。
なんか、ごめんなさい、って感じ。
オスは何のために人間についてくるんだろうなぁ、そもそもなんで我が家に来たのかなぁ?オスは普通は人間に寄って行くものなのかなぁ。
私は昨日から外出していないから、夫が連れてきたと思われるけど…
なんかこう、、、、蚊のオスメスの数的な比率とかも知らないけど、なんか、オス、血吸わない、すごく罪が軽いというか、無い、でも、吸血メスを生み出している、うーん、やっぱりダメだ…
表に見えているものと見えないもので、安易に善悪判断しちゃいけないよね。
オスを血を吸わないのに可哀想って思っちゃった自分を、いやいや違うぞ、そうじゃないんだぞ、って今、自分の中でちょっと葛藤。
でも、子孫繁栄のための本能的活動をしているだけなんだもんね。血を吸うっていうところだけを、何とかしてくれればいいんだよね。
あぁ、それを言うと、ゲノム編集で、血は吸うけどマラリアを撒き散らさない蚊を作るだとか作らないだとか、そんな話を、昔NHKのサイエンスゼロで観た気がするなぁ。
血を吸うのをやめさせたいんだけどなぁ。
いや、じゃあいいわ、吸ってもいいわ、でも、毒注入しないで、かゆくしないで、知らんうちに吸うだけなら、いいわ、献血した事にするわ、全然。
私なんて英国に長年住んでいたから、もうかれこれ20年近く献血させてもらえないよ、狂牛病の危険性を疑われて、爆。
だから、痒くしたり、腫れさせたりせんだったら、蚊に血なんてくれてやる、うん、わかった、じゃあ、ゲノム編集は基本反対なんだけどな、、蚊がな、刺してもかゆくない蚊になるんだったら、賛成するわ。