京都観光の定番中の定番のひとつ、東山・高台寺。
高台寺はしだれ桜もとても素敵です。
ソメイヨシノより一足早くに咲くので、コロナウイルス流行で各知事が外出自粛を要請する以前に感染に気をつけて散歩しました。
今回は、そのレポートです。
高台寺はご存知のように、京都東山、八坂神社と清水寺の間にあります。
ここは、豊臣秀吉の正室・ねねとも呼ばれる北政所(きたのまんどころ)が夫の菩提を弔うために開創したお寺です。
ねねの寺として有名ですね。
この辺りは、ねねの道や二年坂・三年坂など京都を代表する観光コースです。
では、庫裏の横から入りましょう。
やはりコロナウイルスの影響で人出はかなり少ないです。
これだけいい天気でしだれ桜の季節なのですから、例年ならこの写真には大混雑の人が写り込むはずですが、この日はのんびりした雰囲気です。
高台寺境内から、祇園閣を望む。
春らしい陽気で、いい眺めですね。
この祇園閣はとても目立つのですが非公開なので、どんな建物なのか知らない人が多いようです。
でも、非公開ですがたまに特別公開をされており、その際に僕は入ることができましたので、その時の様子を記事にしています。
さて、庭園の桜を拝見しましょう。
す、素晴らしすぎる…。
息を呑む美しさです。
枯山水庭園とマッチした、とても良く手入れがされた一本の豪華なしだれ桜。
この日は天気がよく青空に桜が映えて、枝の影もまた美しい。
小堀遠州作とされる方丈前庭の白砂の砂紋は赤・緑・青・黄色で彩色されており、とてもカラフルで見栄えがします。
めっちゃインスタ映えするやん! 高台寺さん、ポイントをおさえてますねー。
この滝のような桜のしだれ具合がたまりません。
彩色された砂紋にもマッチしていると思います。
さて、お庭だけでなく境内も散策。
開山堂(重要文化財)と臥龍廊。
臥龍廊は霊屋(おたまや)につながっています。
霊屋には北政所ねねが眠っているのです。
境内は結構広く、竹林まで整備されています。
京都らしい風情を楽しめますね。夏は蚊に刺されそう(無粋。
竹の間に椿も植えられていて、真紅の花がとても良いアクセントになっていました。
さて、一通り高台寺境内を巡ったので、ちょっと付近も散策しましょう。
高台寺から清水寺方面へ下ると、有名な二年坂、三年坂があります。
三年坂は産寧坂と書くと風情がありますね。
産寧坂で目立つ、艶やかな明保野亭のしだれ桜も満開でした。
和服の方も多いですね。
まだコロナウイルス流行に伴う外出自粛があまり言われていない時だったので人通りはありますが、それでも人出は例年よりかなり少なかったです。
京都の観光地に出没する、有名な侍犬正宗くん。
この日も、頑張ってご出勤でした。
写真のようにここだけは人混みに見える場所でしたが、みなさん感染に注意して正宗くんを横目に見ながらさっさと通り過ぎていて、滞留する感じではなかったです。
さて、日が傾いてきたのでそろそろ帰りましょう。
帰りは円山公園に寄って、祇園枝垂桜の夕景を見て最後にします。
これまた、素晴らしい眺めです。
この祇園しだれ桜については、別記事に書いています。
今回は、京都観光のゴールデンコースを散歩してみました。
このコースの桜はこれでもかというくらいに美しく迫力があり、京都の力を見せてくれたように思います。
京都にはこのような豪華な場所もあり、鄙びているけれど素敵なお寺もあり、バラエティに富んでいます。
四季によって色を変えるそんな場所を巡っているのはとても楽しいことです。
新型コロナウイルスの流行が早く終わりを告げて、みなさんがこの素晴らしい景色をゆっくりと楽しめる日が来るのを願っています。
Camera: LUMIX G8 with LUMIX 12-60mm F 3.5-5.6