
こんにちは、ヘクトです。
今回はDEPTHチャートとは何なのか解説します。
見た目はこんなやつです。
ビットフライヤーライトニングでは通常の画面では出ませんが、Cryptowatchのページに飛ぶとDEPTHチャートが表示されます。
Waves DEXでもDEPTHチャートが表示されます。
その他、ForkDeltaでも簡単なDEPTHチャートが表示されます。
TradingViewでは表示されないようです。。
注文をエクセルにコピペして作るしかないですかねぇ。
DEPTHは直訳すれば「深さ」という意味ですが、
DEPTHチャートの場合は、どれだけの指値注文が存在するかを視覚的に見ることができるチャートです。
英語ではDepth of Marketというようです。
縦軸は対象銘柄の量、横軸は価格です。
安い価格の下側か左側に買い注文、高い価格の上側か右側に売り注文が色分けして表示されます。
現在価格に近いところが一番低くなり、両側に遠くなるほど高い山のような形になります。
なぜ遠いほど高くなるかというと、現在価格に近い順に注文量を積算してグラフにしているからです。
現在の価格から上昇するには、売りの山を削っていくように買っていかなければなりません。
買いが強いのか、売りが強いのか、視覚的に分かりやすいチャートです。
「注文によってこんなことが起こる」という特徴例を挙げていきます。
例えば、0.00059で19.9k(19900Waves)という大量の売り注文が入っていると、積算量がここで一気に増えるので、絶壁ができあがります。
この価格の手前までは低い浅瀬のような形になっているため、ここまでは簡単に価格が上がると予想できますが、絶壁まで来ると、この売り注文が全て買われなければ価格が上がりません。
買い注文の量が少なく、左側のDEPTHがほとんどない状態だとわかります。
この場合、大きな成行売りが発生すると、一気に暴落します。
ローソクチャートでもわかるように、何度も下ひげが出ていて売りに耐えられずに暴落してしまっています。
このようなDEPTHチャートの場合、かなり安めの指値買い注文を入れておくと一瞬の暴落で指値に届いて買えちゃうチャンスがあります。
トレードする人は常に画面を見ていられるわけではないので、指値注文をしておいて数時間放置したりする場合が多いと思います。
このため、価格が急上昇している時は、上がっていった部分の領域には指値注文が追加されるまでに時間がかかるため、浅い状態ができます。
買いたい人が売り注文の壁を削っていく時の形です。買い注文の壁が低くなりやすいので、元の価格まで簡単に戻される可能性もあります。
☆DEPTHチャートは買い注文と売り注文の量を視覚化したもの
☆DEPTHが深い方の圧力が強い
☆浅く伸びている領域は一気に価格が変動する場合がある
★残念ながら、標準で表示できる取引所があまり多くない
DEPTHチャートの解説でした。
過去記事で2回ほどALISのチャート予想をしています。
結果どうだったのか見てみます。
覚えるのは2点だけ テクニカル指標 MACDの見方(2018/05/19)
MACDが少し前に交差して上昇トレンドに入ったようです。
アッガーレ↑↑
次の日の5/20までは上昇でしたが、その後は全く上昇トレンドではなく、予想はハズレでした。
移動平均線の使い方(2018/05/22)
昨日あたりで5日の移動平均線が10日と15日の移動平均線にクロスして上がりました。
ただ、上昇が止まり気味なのでヨコヨコか下降するかもしれません。
これはだいたい当たっていたと思います。
「ヨコヨコか下がる」って言っておけば当たれば当たったと言えて、
上がったら外れたけど嬉しいっていう、完璧な答え方だった!
それじゃチャート予想になってないですねw
でも他のアルトコインとは違う動きをしているので予想がしにくいんですよね。
CoinExchangeのALIS/BTCのOrderBookから、スプレッドシートでDEPTHにしてみました。(2018/06/01、0時30分くらいのOrderBook)
こんな感じ。
1500satoshi、1000satoshiあたりに壁ができていますね。1000satoshiの壁はそれなりに厚そうです。
毎日のように上下に揺れるのは、買い注文と売り注文の差が広がりすぎ(スプレッドが大きい)だからですね。深さ0の部分が広いです。
ちなみに、指値1satoshiですごい量の買い注文が入っていました。
これだと、買う人が増えていけばじわじわ上がるかなという感じでしょうかねぇ。
「OrderBook」をクリックすると簡単に表示されます。
(売り待機の山がすごいです)










