
今回は、ワタクシ、ALISでビジネス・カテゴリーから飛び出してみます。
そして、自分の特異な経験をもとにこのことについて書いてみたいと思います。
40代後半のワタクシですが、特別な生き様をしてました。概ねこんな感じです。
■大学卒業までは、普通に日本の学校で英語を勉強(アメリカ英語(だったはず))
■大卒後、就職をせずにカナダで一年放浪(カナダ英語)
・・・そして暫し英語については空白の期間・・・
■今から5年くらい前から大学院留学をしたいとIELTSっちゅう英語試験の勉強
(イギリス英語)
■マレーシアにある豪州の大学院課程を修了(マレーシア英語、一部は豪州英語)
別に帰国子女でもないし、大卒までは英語は特別なことを勉強してなかったです。
今でもきちんとなんかしゃべれません。
でも、カナダやマレーシアで生き抜くための我流の英語で切り抜けてきました。

(↑カナダでのワーホリ時代)
こんな自分が最近、つくづく思うんです。
実は、日本人って、「最初にマレーシア英語から入った方が習得、早くね?」って。
マレーシア英語はマングリッシュと呼ばれます。
ちなみにシンガポール英語はシングリッシュと言います。
ま、素人には両者はほとんど同一と考えてもいいでしょう。
マレーシアはシンガポールに次いでアジアで英語力が高い国です。
マレーシアはマレー、中華、インドの3民族から成り立ってます。
そのうえ、おびただしい数の正規または不法労働者も常駐しています。
だからマレー語という公用語もありますが、英語もよく使われます。
最近は治安と物価の魅力で日本人のマレーシア親子留学も増えていますね。
ちなみにワタクシも自らの大学院留学とともに小学生の息子も帯同してました。
息子の場合、現地でインド系の先生に習ったのでちょっと巻き舌が入ってましたwww
とは言え、最初はマングリッシュは日本人には驚きの連続です。
何せ、我々は大学までアメリカ英語ばかり聞かされてきたワケですから。
むしろ、最初は英語にさえ聞こえてきません。
変なところにアクセント、変な文法、時々、混じってくる民族表現・・・
でも、こうして大学院を修了し、帰国して振り返るとこう思います。
「ああ、今、一番、聞き取りやすいのはマレーシア英語だな。」と。
実はよく聞くと文法が単純です。
あと何よりもアクセントのパターンを掴むと東洋人には発音しやすいです。
ぶっちゃけ、デカい白人の腹式呼吸英語なんて、自分には発音できないです。
きっと東洋人の舌の長さも影響してるんだと思います。
ワタクシの経験上、
■アメリカ英語
我々には聞き慣れてますが、日本人にはあの腹式呼吸と舌の動きが難しいです。
もはや移民に慣れてないせいか、日本人に対してもやさしい英語で話しかける術を知らないヤツが多いです。
■カナダ英語
ワタシごときには、発音はアメリカ英語と区別がつきません。
ただ今も移民国家なので、日本人だとわかるとやさしい英語を話す方法を知ってます。
■イギリス英語(ブリティッシュ・イングリッシュ)
本当はアメリカ英語よりも日本語に発音が近いように思います。
ただ残念なことに日本人が接することがこれまで少なかったので耳が慣れてません。
あと問題はスコットランドとか、ウェールズとか行くと英語に聞こえない会話に出会い絶望することがあります。
■豪州英語
マレーシア留学中、1/3は豪州の先生でしたが、何言ってるかわかりませんでした。
今のワタクシにはスコットランドとか、ウェールズとかの英語と区別がつかない人がいます。
あと慣れてないのでいちいちTodayを「トゥダイ」とか脳内変換しなきゃならないのが、げんなりします。
そして何よりもマレーシアという国は「間違った英語」を使うことに負い目がないのが良いです。
実は今や世界の英語の標準はアメリカ英語でもイギリス英語でもありません。
グローバル英語です。
つまり英語を母国語としない人の英語です。
マングリッシュに慣れると、台湾、中国、香港、インド、、、これから我々が多く接する人たちの英語が聞き取りやすくなります。
みんな英語が母国語ではない人たちの英語です。
文法が間違ってても誰も気にしません。

(↑マレーシアでは親子で体当たり生活)
やっと日本の英語教育も話す・聞く重視に変わるそうですね。
当たり前です。
今まで英語を話さない先生に習い続けてきて、我々はかなり遠回りをしてきました。
だからワタクシも社会に出てから、やっと英語を話すようになりました。
ちなみに息子のマレーシアでの英語授業は日本のそれとはだいぶ違いました。
日本は文法重視ですが、マレーシアではPhonics(フォニックス)というヤツです。
これはスペルと発音の関係を重視する教育です。
最後にこんなワタクシ、世界中、どこでも臆することなくオレ流英語で通します。
でも、一つだけ例外があります。それは日本です。
日本でだけは、なぜか英語を話すとき、凄く心臓がドクドクします。
何なんでしょう?廻りが一斉にそば耳をたてるのがわかります。
「コイツ、英語しゃべってやがる!」みたいな。
そして文法は?時制は?三単現のエスは?とかチェックされてるオーラが全開です。
あ~、ウザい。そんな時、この国の同調圧力に心底、嫌気がしちゃいます。
ま、ちなみにワタクシ、IELTSのスコアは最高6.5でした。
これだと英検1級には達しません。
その程度の輩の与太話と聞き流していただければと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。











