50カ国以上から175件を超える応募があり、100万ドル以上の資金提供が実施される事になりました。
Celo基金は、研究や教育、その他の支援活動を通じて社会の繁栄、経済的包摂、環境衛生をグローバルに支援することを目的としています。
前回Q1に行われた第一弾での申請は40件程度であったのに対し、今回は175件を超える助成金申請がありました。つまり、Celoコミュニティ内でのファンディングへの関心が400%以上も高まったことになります。
世界50カ国以上のチームから応募があり、100万ドル以上の助成金がCelo財団から授与されました。プロジェクトの多くは、実際のユースケースに焦点を当て、世界中の人々をあらゆる面からサポートすることを目的としています。
多様なタイプの資金提供が行われ、プライバシー研究やオラクル、アプリケーション、コミュニティ通貨などの重要な分野に加えてCeloコミュニティの強化と育成を目的とした地域教育に関するものも増加しています。
第一段の助成金プログラムからの各プロジェクトの進展をいくつか紹介します。
Blockdaemonは、フランクフルトスクールをアカデミアバリデータグループに登録しました。これにより、グループがネットワーク上でのバリデーションを開始した場合に10%の手数料が徴収され、この利益はCelo協会のプールを経て、研究や大学への助成金に充てるために分配されます。
Chorus OneはAnthem上でCeloのサポートを展開しています。このツールは、ユーザーによるステーク、報酬の管理、ガバナンス参加を可能にするシンプルなツールで、CeloのPoSネットワークに関連する重要な活動に参加することがワンストップでできるようになります。Chorus OneによるCeloのガバナンスの詳細はこちらをご覧ください。
Hummingbotは、Celo-arbと呼ばれるアルゴリズムトレーディングストラテジーをローンチしました。これは、Celoエコシステムの2つの資産であるCELOとcUSDのホルダーなら誰でも、Celoプロトコルの安定性に貢献しながらアービトラージによる利益を得ることができるようになります。
詳細はこちらをご覧ください。
以上がこれまでの進捗状況の一部の紹介です。チームは多岐にわたる統合や構築作業を続けており、詳細は近日中に発表される予定です。
教育、エコシステムサポート、テクニカルプロジェクトに分類された助成金の詳細をご覧ください:
MIT
Celo財団は、MITの学生起業家のための教育アクセラレーターであるMIT Delta vと共同でプログラムを実施します。このプログラムでは、興味深いアイデアや概念実証を持つチームによる、インパクトのあるイノベーション主導のスタートアップの創出に焦点を当てた教育の機会を提供するものです。
IDEO CoLab Ventures
CeloはIDEO CoLab Venturesと共同で、スタートアップの起業家を対象とした教育活動を行っていきます。これには、IDEOスタートアップスタジオによる取り組みや、Celoプラットフォームを活用したイノベーションを促進するイベントの共催などが含まれ、グローバルな金融包摂の向上に貢献していきます。
Upright
Celo Campは、Celoのブロックチェーンを活用したスタートアップのためのバーチャルブートキャンプです。Celo財団はUprightと共同で、アライアンスメンバーを通じてこのアクセラレータープログラムの運営を支援しており、プロジェクトによるアイデアの創出を支援するとともに、広範なCeloコミュニティからの指導が与えられます。
その他の貢献者:各種ブログメディアのスペイン語、トルコ語、ポルトガル語への翻訳
BitWageは、デジタル、暗号化による給与・人事ソリューションを提供しています。
Celoでの構築:cUSDを使用したクロスボーダーの給与計算と請求書発行サービス
Bitfyは、ブラジル人が携帯電話の充電、ギフトカードの購入、請求書の支払い、アプリを使った全国の加盟店での支払いなどでのデジタル通貨の利用を可能にした暗号通貨ウォレットです。
Celoでの構築:cUSDを統合することで、上記の全てのメリットを提供するだけでなく、ブラジルレアルでの入金、出金オプションを提供しています。
Dunia Payは、サハラ以南のアフリカの人々の取引方法に変革を与えることを目的とした金融テクノロジープロジェクトです。
Celoでの構築:現地の人が携帯電話で直接送金・受取りができるモバイルアプリケーション
Emerging Impactは、世界で最も差し迫った問題に対処するためにブロックチェーン技術を導入することに焦点を当てた人道支援団体の支援に取り組んでいます。Celo財団はEIと提携して、国際的な人道支援のための重要なツールとしてcUSDの新興市場パイロットツールの開発と実施に取り組んでいます。
MoCaFiは、経済変動の影響を受けたコミュニティに焦点を当てた銀行プラットフォームで、特にBIPOCコミュニティのサポートに重点を置いています。
Celoでの構築:Celoで地域経済を支える地域通貨プロジェクトの促進
MugglePayは、ピアツーピアの決済ソリューションを提供しており、加盟店による暗号通貨の受け入れを拡大させています。
Celoでの構築:マーチャントSDKとポータルを介してcUSDの支払いを受け入れるための統合
Pesabaseは、アフリカの人々が暗号経済の恩恵を最も簡単に利用できる方法を構築しています。
Celoでの構築:南スーダンの人々に、商品やサービスの送金や支払いに新たな経済的選択肢を提供
Tocaは、モバイルファーストのマイクロワークプラットフォームであり、誰でもスマホでcUSDを稼ぐことが可能になります。
Celoでの構築:クロスボーダーペイメント
TRMは、これまでも取引所やブロックチェーンプロジェクトと連携し、機械学習を活用したレポーティングダッシュボードの作成を行ってきました。そして、Celo財団と共同で、ユースケースや地域別エコシステムの有効性を測定するダッシュボードを作成していく予定です。レポーティングダッシュボードとインサイトは、Celoプラットフォームが使いやすくアクセスしやすいだけでなく、機関や取引所による潜在的な違法行為を追跡し、対処し、報告するためのツールを実装します。
CryptoSavannahは、アフリカのブロックチェーンとイノベーションエコシステムの最前線でデジタルトランスフォーメーションを行う企業です。
Celoへの貢献:難民のためのSIM登録によるモバイルデジタルアイデンティティ
Blaize Techは、ブロックチェーンエコシステムのための分散型ツールやアプリケーションの構築に注力しているソフトウェア開発グループです。
Celoへの貢献:ContractKitにインスパイアされたJava & Python SDK
Hashcloakは、暗号技術、スケーラビリティ、分散システムに特化した独立系ブロックチェーン・プライバシー研究機関です。
セロへの貢献:アイデンティティコントラクトのためのプライバシー研究
Keykoは、Celoネットワークとコミュニティを支える技術開発会社です。
Celoへの貢献:キャッシュ支援プログラムのトレーサビリティダッシュボード
Bi23は、ブロックチェーンと暗号通貨のネットワークサポートに注力しており、有望なプロジェクトの技術サポートとユーザーのための安全なステーキングサービスを提供しています。
Celoへの貢献:TheCelo.comの機能強化とサポート
Pangeaは、Celoネットワーク上でWebベースのインターフェイスを作るプロジェクトです。
Celoへの貢献:Celo上で資金のアクセスや送金が可能なWebベースのクリプトウォレットの構築
Project Counterpointは、厳密な研究・分析により、暗号経済システムにおける信頼の最小化の限界を押し広げることで、暗号通貨の困難な問題に対する解決策を提供することを目指しています。
Celoへの貢献:検証可能なオンチェーンオラクルの代替手段
Onur Kilicは、Celoネットワークの堅牢なゼロ知識インフラストラクチャを拡張するために、楕円曲線暗号の研究開発に取り組んでいます。
Celoへの貢献:Goの高速ECCライブラリとCeloとのプリコンパイル統合
Dr. Philipp Jovanovicは、プライバシーを保護したコンタクトディスカバリーとエンドツーエンドの暗号化メッセージングをCeloのユーザーに提供するための設計と導入について研究しています。
Celoへの貢献:PGPNPの改良により、アドレス公開の相互合意のためのハンドシェイクメカニズムを使用可能にしました。
ウェーブ I 助成金対象者の紹介
ウェーブ Ⅱ Celo助成金プログラム
Celoエコシステムにおける現在の資金ファンディングの取り組み概要
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