皆さん、こんにちは。ニートのくせに3連休(メモリアルデー)はニューオーリンズできっちり遊んだマリです。
ニューオーリンズ、狂った街だった。
ジャズの聖地というより酔っ払いの聖地だな、あれは。
薬局にこの酒のコーナー、頭おかしくないですか?
さて、今日はそんなニートが“日本の仮想通貨界隈は遅れている”風潮に物申したいと思います。(何様)
先日のConsensus 2018の少し前あたりから、仮想通貨における日本悲観論が多く出てきているなぁ、、、と思っているのは私だけではないはず。
私自身、先日のジャパンソサエティ「基礎から学ぶブロックチェーン: 無限大の可能性を探る」で、何故日本の仮想通貨市場は遅れだしたのか?という質問をさせていただきました。
回答の一つ一つは超納得で、勉強になりました。
(その時の様子はこちらからどうぞ)
この時の様子を周囲のニューヨーク在住日本企業勤務にシェアしたところ、
「日本の経営層はITどころかファイナンスも何もかもやべーよ」
って言ってるし、日本在住の子持ちに聞く日本の教育の惨状はまじですか、やばくないですか、しか感想でてこないレベルだし、日本の将来どうなんの?というのは偽らざる気持ちではあるのですが。
でも、遅れていることに注目して焦っても仕方ないと思うのです。
そりゃ新しい市場だから、いいときもあれば悪いときもある。たった半年から一年の遅れを嘆きネガティブになることこそ、本当に遅れていく原因になっちゃいませんか?と。
更に言いたいのは、遅れているって悪いことじゃないんじゃないか、ってこと。
むしろ、前を走っていく他の国や都市を見て学べるのは大きなアドバンテージ。Consensus2018は私はいけなかったけど、そこで見聞きしたものを徹底的にパクったっていいと思うんです。
ニューヨーク市の取り組みが凄いのなら、徹底的に学び、真似したらいいと思うんです。
因みにニューヨーク市というのは、コンセプトをぶちまけるのが大好きな街なので、実現できるかは全然別なんですよ。風呂敷広げて注目浴びたら金も人も集まって実現可能性が高まる、ってことをよく知っている街です。これを日本全体で真似するのはちょっと無理かもしれない。
だからもっと狭く、例えば東京都で、いやむしろ渋谷区くらいのレベルでもいいから、行政と話をしていくのも面白いと思うんです。きっと、ニューヨークでは出てこない面白いアイディアや進化の方向性があるはずです。
とにかく、
遅れを嘆くより先例が多いことを喜びませんか?
だって、日本は先例大好き主義なんですよ?
あと、日本が遅れてると感じるのって、単に英語で発信できていないから、っていうのもあるんじゃないかなって思います。
これは樋田さん、名和さん、安さん全員が仰ってましたし、他の分野を見ていても思うことがあってですね。
私の専門はエネルギーなのだけど、例えば日本の政策って英語での発信が少ないので、海外の方々は研究しようがないんですね。省庁のWebサイトには英語サイトありますが、全文英訳していない(!)ので、肝心な政策レポートはグーグル翻訳に頼るかサマリーを読むしかない。ここで先ず、多くの方がげんなりします。
それでも興味を持ってくださる海外の方もいるのですが、彼らが論文を書くときは日経や毎日といった日本の大手メディアの英語版を読むか、ニューヨークタイムズ(朝日新聞提携)あたりが書いた日本に関する記事を読むしかない。が、ご存知の通り、日経といえど元ネタ読むと全然違うこと報道していたりするので、それを更に英訳した記事とか、めっちゃクオリティ低い。
結果、すごく偏った(むしろ間違いだらけの)日本に関する文献が作成されることになるのです。
仮想通貨も、コミュニティ単位では英語での発信をしているし(ALISもですよね)、頑張っていると思うけど、やっぱり外に向けて発信する力はまだまだ必要なのではないかなと思います。
日本の大手メディアの、ネガティブな仮想通貨ニュースだけがフォーカスされて流されているとしたら、そりゃ海外の事業者も不安になるよね、って思いますしね。
もっと言うと、そもそも日本にこだわるのって意味あるんでしょうか?
日本のニュースサイト見てても思うんですが、「日本はオワコン」か「日本スゲー」の2択しかないの?ってくらいこの2種類の記事が蔓延してませんか?
でも、それ論じる意味、そんなある?
だって、仮想通貨は海を超えるんですよ。
これ川だけど。ミシシッピ川。
日本にこだわるよりも、世界の一人として考えて、いいものは取り入れていく。そんなポジティブさの方がカッコいいし、この新しい分野にぴったりじゃないかなと思います。
何より、日本という大きな主語を使う瞬間は、どこかに言い逃れをしたいって気持ちが入ってないかと思うのです。
その大きな主語を、行政のこの課のこの人と話をしないと、とか、この企業のこの人と取り組みをしないと、といった具体的な話に落とし込んでこそ、物事は動いていくんだと思う。
私は今、何者でもない全力ニートですが、実は一応ビジネスコンサルティングに携わってきた人間なので、仮想通貨界隈でポジティブに進んでいく人たちを応援したいし、新しいことにチャレンジしていく力を信じています。
ALISでの記事が、そんなチャレンジの力に1ミリでもなればいいなと思っています。
休み明けなのでポジティブなこと書いて、誰をって自分を一番励ましています。
MALIS
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