人口の減少し続ける日本で。人を大事にすることの大切さ。岡潔先生の言葉。

６月２５日（金）

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高校数学教師（宮城県）を退職し、全国のデモクラティックスクール、

北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。

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２０２０年４月からAKIU SCHOLĒ（アキウスコレー）という
新しい学校🏫を仙台市秋保町に創っています。

全日制の学校に行っていても、通信制高校に行っていても、不登校でも。
全ての中高生が、自分の選択で自分の人生を切り拓く力を育みます。
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明日は開校日。

明日も、

みんなの良い笑顔が見られたら良いなあ、

と思いながら、今日は授業の流れを再確認して、

夜は、塾のアルバイトでした。

そんな今日は、

日本の人口が１０位を切った、

というニュースを見て、感じたことを書こうと思います。

▽

日本の数学者である、

岡潔先生の言葉には、素敵な言葉がたくさんありますが、

教育についてもこんな言葉を残されています。

『春宵十話』（しゅんしょうじゅうわ）

 

岡潔［おか・きよし］
（数学者、1901～1978）

 

人に対する知識の不足が最もはっきり現れているのは幼児の育て方や義務教育の面ではなかろうか。

 

人は動物だが、単なる動物ではなく、渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの、

つまり動物性の台木に人間性の芽をつぎ木したものといえる。

それを、芽なら何でもよい、

早く育ちさえすればよいと思って育てているのがいまの教育ではあるまいか。

 

ただ育てるだけなら渋柿の芽になってしまって甘柿の芽の発育はおさえられてしまう。
渋柿の芽は甘柿の芽よりずっと早く成長するから、

成熟が早くなるということに対してもっと警戒せねばいけない。

 

すべて成熟は早すぎるよりも遅すぎる方がよい。
これが教育というものの根本原則だと思う。

 

教育については、

たくさんの偉人たちが、

ずーっと昔から、

「今の教育はおかしい」

という言葉を残していて、

つい、富や、便利さ、成功、みたいなものに

フォーカスしてしまう、人間の性みたいなものがあるんだろうな、

とも、

感じさせられます。

アインシュタイン博士も、

軍国主義的な教育について痛烈に批判していて、

私の学習を妨げた唯一のものは、私が受けた教育である。

とか、

正規の教育を受けて好奇心を失わない子供がいたら、それは奇跡だ。

なんて言葉があります。

▽

とにかく早く、

会社で働ける優秀な人材を。

とにかく早く、

指示に忠実に従い、

ミスなく仕事をこなせる人材を。

という教育のあり方が、

子どもたち自身の、それぞれの生きるスピードを乱し、

苦しめているんです。

岡先生の、

すべて成熟は早すぎるよりも遅すぎる方がよい。
これが教育というものの根本原則だと思う。

という言葉は、

忙しい学校という現場に、

先生という仕事に、

目の前の生徒の言葉を聞き入れる余裕や余白を持つことが何より大事か、

伝えてくれているような気がします。

人口の減り続ける日本で、

早く、より正確に、という価値観を追い求めて教育をし続けたのならば、

きっと日本では、

こんなに素敵な自然や文化があることにも気付けず、

誰も幸せを感じられない、失敗の許されない、

ギスギスした国になってしまうんだろうなと、感じます。

人口が減り続けるということは、

経済もどんどん小さくなっていきます。

流れるニュースも、

ネガティブなものばかりで、

情報だけは大量にキャッチしちゃうから、

なんというか、

本当に、それぞれが、

何が幸せなのかを感じられないと、

苦しい日本になっていくんだろうな、と思います。

▽

これまでの日本は

増えていく、大きくなっていく、

そんな国の勢いだったけど

今度は、

減っていく、小さくなっていく、

その中で、

「豊かさ」とは何だろうを問い直さないといけないんだろうなと、

思います。

日本人は、

支え合える国民だし、

スポーツだって、ゴルフも、大谷翔平くんも、がんばっています。

自然がキレイだし、

ご飯も美味しいです。

既にある豊かさを大事に、

それぞれ奪い合わないで、責め合わないで、

生きられたら良いなあと思います。

最後に、夢を叶えるゾウの言葉で終わります。

生き方なんて自分で選ぶもんや。

自分が幸せだと感じることができれば、それでええんや。

誰も努力なんて強制してへんで。

そもそも、やらなあかんことなんて存在せん。

今日も、ありがとうございました(*^^*)

明日は開校日in AKIU CANADAです！
 

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