
4歳時三郷団地の7ー11ー603号棟にいて
ここの11階に同じ天使幼稚園に通う
幼馴染の目黒ともひで君と言う友達の
住んでる所があった
俺は家が近かったので暇さえあれば
1人で遊びに行ってともひで君なので
「ともちゃんあそぼ!」とドアの前で
叫んで家に上がらせてもらってた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
ともちゃんの家は玩具がたくさんあり
自分の家に玩具が少ない俺にとっては
夢のような世界が広がってて部屋には
大量のブロックが入った玩具箱がある
それを自由自在に組み立てて遊ぶ事が
とても楽しくて我々はそれで大きな
ロボットを作り完成したらぶつけ合い
戦闘ごっこを楽しんでいた
ブロックでのロボットは人形だったが
手や足を動かす事は出来ず固定状態で
でもそんな事は関係なく戦闘ごっこを
しょっちゅう楽しんでた
ルールは自分のロボを相手のロボに
衝突させてブロックを外して壊れたら
負けになりその後また修理して再び
戦闘開始して遊び続ける
この時我々は口で「ガシャン!」とか
「バキン!」とか効果音をつけながら
その異世界に完全に入り込んでしまい
他の音なんて全く聞こえなかった
(´∀`*)ウフフ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
更にロボだけでなく大きな飛行機も
作る事がありその飛行機同士もぶつけ
ルールも全く同じ戦闘ごっこを始めて
それが楽しくて仕方なかった
(∩´∀`)∩ワーイ
でもブロックで飛行機を作ると強度が
弱い部分が多くなり細い翼が外れたり
胴体が真っ二つに崩れたりしてしまい
勝敗が短時間で決まってしまった
しかし我々は戦闘時間は気にならず
すぐにブロックを組み直して新たな
戦いに挑みそんな遊びを何時間も続け
それでも全然飽きない
ある日ともちゃんの家に遊びに行き
玩具箱の中を見ると小さな人型玩具を
見つけてよく見ると当時流行ってた
ミクロマンと言う小さな人形だった
この人形は中指くらいの大きさだけど
細部まで作り込まれそれを見た瞬間に
俺は良い事を思いつき「この人形を
操縦席に載せよう!」とひらめいた
そうすればもっとリアルになるから
早速ミクロマンをブロックで作った
操縦席に座らせてこれで俺のロボに
パイロットが追加される!
これなら本物の軍用兵器とそっくりで
とても嬉しくなったけどこの行動から
悲劇が始まりそうと知らず再びロボを
ぶつけ合って遊び始めた
(# ゚Д゚)オリャ!
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
するとロボの操縦席からミクロマンが
勢いよく飛び出して脱出してしまって
「あ!」と思わず叫ぶとそれを見た
ともちゃんに「負けだね」と言われた
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
俺は「何で?」と言うとともちゃんが
「パイロット不在じゃ動かせないから
負け!」と言われて確かにそれは理に
かなってると納得してしまった
なので悔しかったが負けを認めたけが
ともちゃんのロボの操縦席には人形が
乗ってない事が解り俺はともちゃんに
「ずるい!」と言ってしまう
そして俺は更に「ともちゃんのロボは
パイロット不在で戦えないじゃん!」
と抗議したが「このロボットは無人で
勝手に動くんだ」と言ってきた
すると俺の方が全然不利だがそれでも
リアルさを追求したくてミクロマンを
操縦席から外さず毎回操縦席を狙われ
ぶつけられてミクロマンが飛び出した
結果何度も負けたが頑固だった俺は
操縦席の位置にこだわりもっと頑丈な
所に設置はせずロボは頭部で飛行機は
先端に配置して場所を変えない
すると毎回脆弱な操縦席を狙われて
あっという間に壊されてしまってたが
何故か俺はリアルさの方が凄く大事で
負け続けてもこの事は変えなかった
ヽ(`Д´)ノフンガフンガフンガ!!