こんにちは、昨日に引き続き国連機関UNOPS主催のブロックチェーンシンポジウムのレポします、Naottaです。
後半2つのトピックはSDGsと土地登記でした。
SDGsでは多くのプロジェクトが生まれ始めている
SDGsではConsenSysと国連によるケーススタディが発表。ConsenSysのサイト、BlockCaseに現在進行中のプロジェクトが載っています。
トピックはアンバンクト・投票制度・サプライチェーン等多岐にわたります。生まれたばかりのプロジェクトがたくさんあってびっくりします。
またOmisegoやPolkadotなど、日本人にも馴染みのあるプロジェクトに多く出資している香港のVC、Kenetic CapitalのJuhan Chu氏も登壇していて、ソーシャルインパクトへの投資に積極的な様子は印象的でした。
大きなポテンシャルをもつブロックチェーン上の不動産登記
アセットマネジメントの観点から、
Pros:所有権移転費用や公証費用など中間コストは大幅にコスト削減できると見込まれる
Cons:中央管理システムが成立しない場合に何を拠り所にするのか等、法整備が未成熟。
質疑応答で、アルゼンチン出身の女性がアルゼンチンでは公証手数料が高いと話していて、日本でも地権関係の整理に時間とコストがかかり過ぎてビジネスが滞る事が多くあるので、解決できたら経済的インパクトが大きいトピックだと思いました。
あとNEMもパイロット版でLandsteadというプロジェクトを始めてるようです。
今回の紹介されたプロジェクトはまだまだパイロット版ばかりですが、成功したユースケースが出てくればより認知が広がる事が期待されます。また参加した人たちも引き続きブロックチェーンの動向に注目していきたいというとても前向きな活気を感じました。
以上です。