好きな曲は「5 The POWER」、こんにちはTakaです。
先日行われた、ももクロNFTトレーディングカードの販売に参加しました。
このセールはイーサリアムとLINEという2つのブロックチェーンで同時販売するという少し面白い試みでした。
僕はイーサリアム側で参加したのですが、やはりイーサリアムのガス代問題が話題に上がっていましたね。
というわけで、その辺りの問題やチェーンの違いに関する個人的な見解を含めて書いていこうと思います。
◆ ももクロNFTとは
◆ セールの状況
◆「イーサリアム」VS「LINE」
◆ まとめ
ももクロNFTトレーディングカード「第一弾」は、「10周年記念東京ドームLIVE」の各シーンを収めた全52種類のNFTとして販売されました。
NFT(非代替性トークン)は簡単に言えば、ブロックチェーン上に存在するトークンにひも付いたデジタルアセットです。
トークン自体は唯一無二で同じものが存在しないため、所有者や取引履歴が明確で不正が困難というメリットがあります。
今回のセールはイーサリアムチェーンにおけるNFTプラットフォーム「OpenSea」と、LINEブロックチェーンに発行される「PassMarket」にて行われました。
どちらで購入するかによってミント(発行)されるブロックチェーンが異なり、その後の二次流通は(現状)それぞれのチェーンでのみ可能です。
販売数は合計2288パックで、1パックあたり10個のNFTがミントされます。
中には当たりパック(後日発表)も存在し、これを引き当てると「メンバー直筆イラスト色紙ピース」がもらえます。
また10/17時点でのNFTの保有数22枚につき1枚のNFT「JOKER」カードが付与されるというインセンティブもあります。
販売日:10/4 12:00(日本時間)
販売数:2288パック(1パック10枚入り)
販売所:OpenSea/PressMarket
販売価格:0.03ETH/10,800円
NFTの販売は10/4の日本時間12時に各マーケットプレースで同時に行われました。
日本円で買える手軽さや取引コストが安いことからPassMarketでのセールに人気が集中し、こちらは1時間ほどで全て売り切れとなったようです。
一方OpenSeaでのセールは売れ行きが難航し、(10/5 6:00 JST)現在でも400パック以上売れ残っている状況です。
ちなみに自分はOpenSeaでのセールに参加しました。
OpenSeaでの購入には、1パックあたり10個のNFTをミントするためのトランザクション手数料(ガス代)がかかります。
ガス代はETHで支払われ、トランザクションの混雑状況によって変動します。
参考までに、イーサリアムのガス代の計算式(EIP-1559)は以下の通りです。
TotalGasFee(ETH) = UsedGas*(BaseFee+PriorityFee)*10⁻⁹
今回の場合ではガス代が0.03288ETHかかっており、購入金額0.03ETHと合わせて0.062888ETH≒215USDということが上の画像から分かります。
つまり購入金額よりガス代の方が高いことになりますね...(;_;)
とはいえおかげで無事買えたので満足です。笑
さて、おそらく一般的な感覚からすると「倍額以上の値段を払ってまでイーサリアムで買うなんてアホか!LINEで買った方がいいに決まってる!」と思うのが普通でしょう。
実際僕も高いガス代を叩いて買うなんて正気の沙汰じゃないと思います。笑
しかし僕は別にLINEで買えなかったからイーサリアムで買ったわけではなく、最初からイーサリアムで買うことを決めていました。
ではイーサリアムで買うメリットとは何でしょうか?
ここにはブロックチェーンの性質が大きく関わってくると思います。
ブロックチェーンはよくエコシステムとも言われ、ある意味ひとつの世界のようなものです。
つまりイーサリアムとLINEはそれぞれ別世界であり、そこに存在するNFTも全くの別物と考えられます。
現状LINEのブロックチェーンは他のチェーンとの互換性がないため、その世界に存在するトークンやNFTが他の世界に移動することはできません。
(LINEはCosmosSDKで開発されたチェーンなので将来的に互換性を持つ事が可能かもしれませんが)
そしてブロックチェーンを利用する最大のメリットは、そのエコシステム内におけるサービス同士の連携だと僕は思っています。
エコシステムの拡大がその世界全体としての価値や可能性を高め、延いてはそれぞれのトークンやNFTの価値を高めることに繋がります。
現在、イーサリアムという世界にはありとあらゆるサービスが構築され、DeFiと呼ばれる金融システムからNFTプラットフォームまで多種多様なサービスが存在します。
無論その規模は圧倒的に群を抜いてトップです。
そこで実際、僕も購入したももクロNFTを「CYBER」というサービスを使って展示してみました。
実際にこちらからメタバースの展示場に入って閲覧することができます。
NFTの使い方は無限大で、このように展示できるのも楽しみ方の一つです。
そしてそれは他でもないイーサリアムというエコシステムの恩恵です。
反面、ただデジタルデータをコレクションして取引するだけであれば、なにもブロックチェーンを使う必要はありません。
ちょうどTOKEN ECONOMIST Katoさんが的確なツイートをされていたので引用させていただきます。
僕がももクロNFTをイーサリアムで購入したのはこういった理由からです。
とはいえ、やはり現状のイーサリアムのガス価格高騰は深刻な課題です。
ただ実を言うとこれは想定されていた事態であり、もちろん改善するための計画はちゃんと用意されています。
そして現在すでにEthereum2.0への移行が開始されており、セカンドレイヤーやシャーディングといった技術を用いた段階的なアップデートが今後進む予定です。
一方、別の解決策としてより手軽に利用したいユーザー向けにLINEのような独自チェーンで展開するのも決して悪いことではないと思います。
その辺りは個人の好みや考え方にもよるので一概に否定はできません。
こののようなセールを機にNFTや仮想通貨に入る方も多いのではないでしょうか。
今回はそのような方に少しでもブロックチェーンのことを理解してもらえたらいいなという思いで書きました。
NFTとしての価値やユーティリティについても考えるとまた違った見方をできるのではないでしょうか。
何となくLINEチェーンに対する批判的な記事になってしまいましたが、単純に僕はイーサリアム推しというだけです。
ちなみにももクロではDDですが強いて言えばかなこ推しです。
いつになるかは分かりませんが、最終的には全てのチェーンがシームレスに繋がって一つのエコシステムになったら最高ですね。
最後にそんな新たな世界への希望という意味を込めてこの曲を貼っておきます。
結論、ももクロ最高!!
お読みいただきありがとうございました!
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ありがとうございます。✨
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