ブロックチェーン/暗号通貨の技術によって、あらゆる分野の課題解決や新たな価値創造に近づけられそうか?を主観的に考えるシリーズ第三弾。実現性は全く無視して、概念でのみ考えます。
「行動予定と到着時刻のマッチング(約束守ったか指数)」について
・日本に根強く残る「出退勤管理(≡給与は労働時間の対価)」という文化から、タイムカードによる管理もまだ定番。日本において「時間を守る」ことと「信頼できる人かどうか」は比例関係
・時代は旧資本主義経済から信用経済へ。学歴、職歴や高額な資産のみでなくあらゆる行動が与信を生む時代の到来
・GoogleカレンダーやiPhone上での行動予定同期の利便性が近年劇的に向上
・スマホ他各種端末による位置情報の取得は容易に可能
→「個人が予定通りの時間に目的地に到着したか」を自動的にデータ化しスコアリングする仕組みを作り与信情報を発行(Alipayの芝麻信用に近いクレジットスコア)
ブロックチェーンと相性が良い点
・この情報をもとに融資を受けることも可能にするため、不可逆で信頼できる記録が必須
・膨大な行動データの記録を行うため、ゼロダウンタイムで稼働し続けられる仕組みでなければならない
・個人の行動記録というセンシティブ情報を取得、蓄積するためセキュアであることは大前提
ーーーーーーーー
もちろん上記単体では成立しないので、こういうデータが取得できるビジネスモデルを持っていれば、与信発行に活用できるデータのひとつとしては考えられるかも。
<Takahiroの主要記事>
・ブロックチェーンとの相性考察シリーズ #01 「IoTによる健康情報」