あけましておめでとうございます。ちょっとずつ書いてるうちに年が明けました。
冬休み中に何件か書きたい。
さて今回の作品はこちら。
車種:日産 フェアレディZ '02
画材:デジタル線画 鉛筆 A4コピー用紙
制作期間1ヶ月ぐらい(20時間ちょっと)
トンネルの中を走っているところですね。走行中を描いたのは(いまのところ)これ1枚だけです。
流れている背景とか回転中のホイールとかお気に入りです。
メイキング動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=spniwGZLAQw
右上にあるのは車内に組み込まれたサブウーファーです。なぜ右上にサブウーファーを?というと...
僕のカーイラストは、カラー写真を見て鉛筆で可能な限り忠実に描いているので、結果的にモノクロ加工とあまり変わりません。
自分の作品を見返していて「じゃあわざわざ描く意味ってなんだ?」と、ふと思った時がありました。
創作の世界は基本的に自由です。
ただのコピー用紙でもその四角く白い領域の中には無限に広がる世界があります。
今まで(第4回 や 第6回)はそんな究極に自由な空間に現実の写真を投影してきたに過ぎません。
しかし、この空間でならどんな非現実的でありえないことも可能になってしまう。
そこで、イラストにしかできないことを追求し始めました。
ただの模写だけではなく、模写+αで何か素敵なことができないかと。
今でも試行錯誤は続いているのですが、これを描いたころぱっと思いついたことが、その車のアピールポイントやオーナーのこだわっているところを入れる です。なかなかひとつのアングルだけではその車のアピールポイントを押さえきれません。まして内装やエンジンルームだった日にはどうしたって入りません。なので、どこかひとつなら全体の雰囲気を崩さずに入れることができるだろうと思いました。
他に試してみたことは、第1回で紹介した作品ではエンジンルームももちろんそうですが、ボディの映り込みを無視して描いていることもその一つです。第2回の右上もそうです。
さらに今着手している作品では、新しい試みとして、その人の好きなアニメの世界に愛車を溶け込ませて描くことに挑戦します。
デッサンっぽい白黒で描かれていて、同じように模写で描かれたカーイラストでもカラーのものと並ぶと見栄えが良くないです。もし商品として並んだ時、圧倒的に不利です。(今のところそういうのは考えてませんが)
そうした中で模写+α、イラストにしかできないことを付加価値とし、多くの人に見てもらえるように努力していきます。
そもそも去年2枚しかまともに描けてないのでそのへんからなんとかしましょうね。
過去作紹介か何か他のこと