近所にかかりつけの病院がある。
長い間お世話になった大先生がお亡くなりになり、
国立病院に務めていた息子さんが、後を継ぐために帰ってきた。
小さな病院だが、いつも子供や老人でにぎわう人気の病院だった。
そんな時期に、たまたま風邪をひいた私は、何気なく若先生(息子さん)に、診察してもらう機会を得た。偶然か、必然か、それがアノ先生との出会いだった。
先生・・朝から、のどが痛くて・・熱が38℃くらいあります。僕
聴診器をあてて・・
はい、あーん。
BUDDHAさん・・これは風邪ですね。若先生
はい。僕
水分をしっかりととってゆっくり休んで下さいね。若先生
お薬は、無しで良いですね・・若先生
え?僕
お薬は、要るのかと聞いたんです!若先生
はい・・いちおう・・僕
BUDDAさん!実は、風邪を治す薬は、まだ無いんですよ。若先生
それでも要りますか!若先生
え・・ええ、まあ・・一応もらっておきます。僕
もし、あなたの風邪がウイルス性の風邪だったら抗生物質は逆効果ですよ!若先生
それでも良いんですね!若先生
あ・・はい・・いえ僕
では、何時もだしていただいているPLってやつで良いですよ・・僕
PL! アレを飲んで効いていると思った事はあるのですか?若先生
えっ・・ええええ。僕
効かないんですか?僕
だから、風邪を治せる薬は、無いんですよ!若先生
で・・ですよね。僕
(えええええーーしんどいのにー)僕
じゃー、もう良いです。薬は要りません・・僕
風邪薬なんてインチキですよね。僕
そうですね^^ 若先生
風邪で、薬なんて飲まない方が良いんですよ!^^若先生
は、はい・・ありがとうございます・・僕
(えええええ(めんどくせー)僕
息子やべ~
じゃー、わいは、何のためにわざわざ病院来たんやろ??
しかも1050円って診察料だけでいつもと変わらんし・・
やはり・・
2・3カ月で患者は、ほとんど来なくなった。