最近注目を浴びている「副業」ですが、ライターとして活動する場合クラウドワークスやランサーズのようなプラットフォームを利用することもあるかもしれません。もちろん、案件獲得にはこれらを利用するだけでなく、直接営業をかけるという方法もあります。
今回は、そのなかでもクラウドワークスとUpworkについて、その使い心地なども含めて解説していきます。クラウドワークスは日本の案件斡旋サービスの一つで、インターネット上からアクセスすることができます。
よく、クラウドワークスと比肩されるものとしてランサーズがありますが、これらは全くの別物と考えたほうがいいでしょう。その理由はいかになります。
・そもそも、相互運用性がない
・クライアントの質が異なる
・仕事の一連の流れが似ているようで異なる
このような理由から、別物といっているわけですが一つ一つ見ていきます。まずは、相互運用性がないことです。これは、ランサーズで登録したアカウントでは、クラウドワークスに登録できないということを言っているのではなく、両プラットフォームはまったくもって異なる運用体系で動いていることを言っています。
どちらもGoogleアカウント登録を行うことができるので、ログインは楽なのですが履歴だったり実績といった記録はそれぞれのプラットフォームごとにしか残らないので、一緒に利用することはできません。それはのちに案内するUpworkでも同様になります。
次に、クライアントの質が異なることです。ランサーズで受注しようとすると、ひとつだけ疑問点が浮かびます。それはクラウドワークスと顧客の質感が異なることです。クラウドワークスでは、カジュアルな案件が多い印象を受けますが、ランサーズではもっぱらフォーマルなものしかありません。なので、顧客とのトラブルはランサーズのほうが少ない感じではあります。
最後は、仕事の流れです。ランサーズもクラウドワークスも仕事の流れは似ているのですが、細かく見ていくと全く異なります。そして、クラウドワークスでは2段階に分かれており、手順を間違うと報酬がなくなるといったこともあります。
クラウドワークスは、最初に「契約段階」をこなし、両者が合意した時のみ「作業段階」に入ります。しかし、この契約段階と作業段階ではどちらも報酬条件の変更が可能であり、一度進んでしまうと元に戻れません。仕事が終わり、納品が済めば完了となるわけですが、ランサーズでは受注者側が値段交渉をすることは滅多にないので、クラウドワークスは仕事の流れが変則的になります。
ここまで、クラウドワークスとランサーズの違いについて、日本のサービスという目線で解説してきましたが、海外にも似たようなサービスはいくつか存在しています。それがUpworkでありFiverrでありFreelancerです。これらはすべて副業紹介サービスであり日本でも利用することができます。しかし、中を見ればわかる通りほとんどが英語での案件なため、日本語で仕事を行う場合は検索窓に「Japanese」などと入れる必要があります。
ちなみに、Upworkで案件を獲得するとクラウドワークスと同じようにメッセージ蘭が出てきます。Upworkは飽くまでも仕事のあっせんしか行っていないため、クラウドワークスのような契約は自動的に進めてくれますが、仕事内容に関しては別のサービスを利用するなどします。ランサーズやクラウドワークスでは、サービス内で仕事を完了できるものもありますが、こちらには一切ない模様です。
上記に3つ挙げたサービスの中でもUpworkは最も案件数が多いことで知られています。
Upworkとクラウドワークスのどちらがいいのかについてですが、日本語案件が皆無なUpworkでは、英語での仕事にチャレンジしたいであったり、いい条件のものを探したいといった場合にはお勧めかもしれません。しかし、クラウドワークスでも探せばいい条件の仕事はあるため、一概にどちらがいいのかはわかりません。
最終的には、最も長続きするものを選ぶ方がいいでしょう。