プロキシマケンタウリbは、テラフォーミング先として有望な候補なのでしょうか。太陽系から4光年離れた場所に位置するこの星は、太陽よりもはるかに小さい「プロキシマa」という恒星系の惑星です。
プロキシマケンタウリbは潮汐ロック(自転せずに同じ面を向け続けて公転すること)のある星ではないかという論調もあり、まだそれに関して知られていることはあまり多くありません。実際、人間が今の技術でそこへ行こうとしても40兆キロメートル以上離れた場所であるため、普通にいけば10万年くらいかかります。
日本が開発したイカロスというソーラーセイルなどは光速の2割で進める可能性があり、20年で到達することができます。こういった意味ではイカロスはものすごい偉業を成し遂げたんじゃないかと思ったりします。
ちなみに、マークザッカーバーグやスティーブンホーキングが主体となって立ち上げた、ブレークスルースターショットでは、このイカロスシステムを用いたStarChipが考案されたりしています。この計画では、明確にプロキシマbを目標にしており、120年でそこに行こうとしています。
恒星間航行に関しては、いろいろと計画があり今後光速に近い(5割程度?)宇宙船が開発されることがあるかもしれません。