ALISをやっている人にとっては、ALISが何なのかわかっていない人も多いかもしれません。ALISが何かを知りたいときはとりあえずWiki的なもので調べるのが吉ですが、幸運なことにALISには以下のようなWikipedia公式サイトが存在していました。
ALISについて、評価制度にも言及しており、そこには
ALISでは1種類のALISトークンを利用した評価システムにより、高品質、高信頼性の記事と記事作者と、その記事の公開初期の評価者に信頼性ポイントを提供する。信頼度スコアを信頼性ポイントと保有ALISトークンの数量・保有期間に応じて算出し、さらに信頼度スコアに応じて、ALISトークンを各ユーザーに定期的に配布する。ALISはそのシステムの性質上、ALISユーザーによって進化させられるプラットフォームである。
と書いてありました。しかし、この情報が2017年時点でのものであることを考えると少し古いように思えます。
ALISトークンは2020年ごろにAvacasというツールに対応したということが記事化されていました。が、その後2021年にAvacasは営業を終了しており、サイトにもアクセスできなくなっています。こう見ると、ALISのオワコン感が否めず、この先の進展が不安になってきます。
ここで、いったんは「そうではない」といいたいところですが、オワコンであることはある程度認めなければならないのかもしれません。ALISが盛り上がっていた時期は、まさに2018年のICOブームの時であり、昨年のDeFiブームよりもはるかに前にその価値を発揮したプロトコルになります。なので、当時からALISを触っていた場合、DeFiブームに対してある程度冷めた目で見ている可能性は否定できないでしょう。
しかし、2018年からたったの5年で次のウェーブが来ることは誰にも予想できなかったことであり、仮想通貨へのイメージが一変することも予想できなかったことといえます。次にNFTやビットコインが日の目を見るのがいつになるかはわかりませんが、ALISの性質上、NFTやDeFi、GameFiのような2020年代のバブル組よりも2018年のICO組の盛り上がりに乗じると考えたほうが適していると思われます。
なので、ALISはいわゆるリップル、ライトコイン、モナコインなどと同じような位置づけて考え、SteemitやDtubeなどの第一世代的なWeb3プラットフォームに同類して考えるのがいいと思われます。