先日、水曜日のダウンタウンという番組を見ていてふと気づきました。
主テーマである「〇〇説の検証」はもちろん面白いのですが、
VTR中、右上のワイプに映る松本さんや浜田さん、ゲストの方が笑っているのを見て、つられて笑ってしまっていることに。
ワイプとは、バラエティ番組とかで右上・左上に見かける小さな窓のようなもので、スタジオにいるタレントを永遠と映している、あれです。
(もともとワイプは人気俳優やタレントを、常に画面に写し続けるために作られたと言われています)
また、私はテラスハウスという番組も大好きです。(25歳男性)
今時男女のおしゃれ共同生活群青劇の合間合間で、山ちゃんが今時男女を激しく罵倒し、徳井さんやYOUさんが時折下ネタを挟み、トリンドル玲奈ちゃんがひたすら引いている、みたいな一連の流れがたまらなかったりします。もう副音声付きで観てます。
でもちょっと冷静になって考えてみました、
なぜワイプを見てしまうのか、副音声を聞いてしまうのか。
それはきっと、他の人の反応や感想を確認しながら、テレビ番組を観ることができるからだと思います。
人それぞれ違ったことを思うかもしれませんが、少なくとも私は、面白いと感じているのが自分だけじゃないと分りながら番組を観れていて、「面白いのか」の判断を無意識的にワイプや副音声と分かち合っている感覚があります。
さらに言えば、自分が普段面白い人だと思っているお笑い芸人が、VTRを観て笑っていることが、面白い瞬間のプラスアルファ的要素になっている気がします。
似たような現象、考えてみればテレビ番組以外でも至るところにあります。
Yahoo!ニュースの記事を読み、読者のコメントを確認したり
ラジオを聴きながら、twitterで「#〇〇」と検索したり
YouTubeを見ながら、またまたコメント読んだり
これらは何かをした後、もしくはしている途中で、自分が行動し、人の感想をキャッチしにいっているシリーズです。
あくまで似た現象。
ワイプや副音声は、テレビ番組を見ると同時に人の反応が見れたり、感想が聞けるもので、リアルタイム性があります。
そう言った意味でいうと、
インスタライブ配信中に視聴者からのコメントやスタンプが流れてきたり
ニコニコ動画で右からコメントがばーーっと流れてきたり
このあたりがほぼ同分類だと言えるかもしれません。
みんなはどう思ってるんだろう?という疑問を、テレビ鑑賞中に限らず、私たちはあらゆる場面で無意識的に考えてしまっていて、私たちが日常で使っているツールやコンテンツにはその疑問を解消する機能がごく自然的に組み込まれていました。
今回はこの現象が良い悪いという話ではなくシンプルに面白い!と思い、記事にしてみました。
この現象を記事やら電子書籍などのテキストコンテンツでも活かせないか考えてみたので、次の記事で書きたいと思います。