どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
今日は、バイナンスで4銘柄の上場廃止というニュースが出ていましたね。廃止される銘柄の1つ、Triggers (TRIG)は私も持っていたことがあるので、なんとなく他人事には思えませんでした。
こうしたストレスになりうる、ネガティブな情報を冷静に受け入れ、成長へとつなげる上で役立つのが、これまでに何度か紹介した「レジリエンス」です。
レジリエンスとは、逆境から素早く精神的に立ち直る能力のことをいいます。今回は、このレジリエンスを鍛えるトレーニング法を紹介します。
レジリエンス・トレーニングでは、代表的な思いこみを7種類に分類し、それらに「犬」の名前をつけることで、わかりやすくしている。
・正義犬:何が公正で正しいかを気にする。
・批判犬:他人を非難・批判しがちである。
・負け犬:自分と他人を比較して、自分の足らないところを気にしがち。
・謝り犬:何か悪いことが起こると、自分のせいで起こったのだと、自分を責めてしまう。
・心配犬:将来のことを憂える。
・諦め犬:自分で状況を制御できると信じない。
・無関心犬:物事に無関心の態度を示す。
—— 『「レジリエンス」の鍛え方』
自分の中に、どの「思いこみ犬」が住みついているかを知るには、困難な体験をした時のネガティブな感情と、こころの中でささやいていた「思いこみ犬の独り言」から類推することができます。
例えば、先のニュースを見て、「仮想通貨は今後も厳しい状況が続くだろう」と、内面にネガティブな感情が生まれたとします。このような感情が生まれるのは、心の中に住む「心配犬」の仕業だと考えるのです。
すると、自分の思い込みがいつもより客観視できる他、その犬をどう手懐けようかと考えることで、ネガティブ感情に振り回されにくくなります。
また、上記の7つの「犬」以外にも、自分なりの思いこみ犬を発見することができるかもしれません。一例を挙げれば、通貨の急上昇に便乗したくなる人の心の中には、「イナゴ犬」が住み着いているかもしれません!
もし、イナゴ犬によって気持ちが不安定になったり、損を重ねたりしてしまうのなら、何らかの対策 —— 情報を追うのを控える、失敗談を読む、など —— が必要かもしれません。
もし周りが見えなくなった時には、心の中にどんな犬が住んでいるか、目を向けて見てください。きっとその犬は、あなたを癒す手助けをしてくれるはずです。
ではまたー。
「レジリエンス」について