どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
最近、「nemlog」がにわかに注目を集めていますね。
ALISでも、アリスマンさんはじめ、何名かの方が体験記等を書かれていますね。
かくいう私も、先週、nemlogに登録してみました。
ですが、まだnemlogでは記事は書いていません。
なぜか? ALISの方が好きだからとかNEMがどうとかは関係ありません。
ただ、「めんどくさいから」です。
何か新しいことを始めようとした時に、「でも、めんどくさいなー」と感じたことはないでしょうか?
記事執筆に限らず、食生活や習慣を変えてみようと思ったことが、誰しも一度はあるかと思います。ですが、「〇〇を始めてみよう!」と決心したとしても、いざ「やる」となった時、何かと言い訳して(明日でいいか、始めてもすぐやめるかも、など)行動に移せなかったという人は、きっと私だけではないでしょう。そして結局、過去と大して変わらないスタイルを今も続けてしまう。たとえ、頭では変えた方がいいとわかっていても —— 。
めんどくさがりな私のように、今の行動を続けてしまう心理のことを「一貫性の原理」といいます。自身の行動、発言、態度、信念などを正当化し、一貫したものとしたいという心理のことです。
ひとたび決定を下したり、ある立場を取る(コミットする)と、自分の内からも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかります。
そのような圧力によって、私たちは自分の決断を正当化しながら行動するようになります。そして自分が正しい選択をしたと自分に言い聞かせるだけで、本当に、自分の決定に対する満足度が上がるのです。
—— 『影響力の武器[第三版]』
つまり、私がnemlogをなかなか始められないのは、今の活動を続けること(変えないこと)が正しく、有益だと心の中で思っているからだと考えられます。
新しい物事を始められない理由は、これではっきりしました。
では、その上で、新しいことを始める —— 私がnemlogを始めるには、どうすればいいのでしょうか?
方法の1つは、コミットメントを活用することです。
例えば、友人や家族に「これからnemlogを始める!」と公言するのです。小さなことのように思えますが、そうして自分の立場を明確にすると、行動をその立場と一貫させようとする強い力が自然と生じてくるはずです。
ビジネスで成果を上げている人の中には、依頼や交渉の際に、この方法を取り入れている人がいます。相手が承諾しやすい「小さなお願い(要求)」から始めて、徐々に要求を大きくしていくことで、最終的に、こちらの最も望ましい要求を承諾するよう相手を導く、というものです。これを「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」といいます。
例:まずは話だけでも聞いて → 1週間だけでもこの商品を試してみて →今ならお得な価格で購入できるけど、どう?
こうして、コミットメントと一貫性を身につけた私は、やっとnemlogを始められそうです…近いうちに、きっと笑。
さて、本日紹介した『影響力の武器[第三版]』では「コミットメントと一貫性」の他に、以下の5つの心理学的原理を紹介しています。
返報性のルール/社会的証明/好意のルール/権威/希少性
それぞれの原理については、次回以降の記事でご紹介していく予定です。
ではまたー。
《過去に紹介した書籍のまとめ》
・『道は開ける』
→【057】悩みの習慣を断ち切る、6つの鉄則
・『幸福の習慣』
→【078】人の幸福を決定する「5つの要素」まとめ
・『自分を大事にする人がうまくいく~スタンフォードの最新「成功学」講義』
→【093】楽しみながら成功する「6つの方法」まとめ