私は社会人2年目にして2回もの休職経験がある
そして2回目の休職は現在進行形である
もう元の職場に復帰しても同じことの繰り返しになるだろうと思い、この休職期間中に本格的に転職活動をしていた
第1志望の会社は生憎一次面接で落ちてしまったので、唯一内定を頂いたところに入社をすることに決めた
しかし、入社が近づくにつれとてつもない不安感が押し寄せてくる
これが俗に言う内定ブルーだろう
新しい環境に飛び込むのだから、誰しも不安はあるはずだ
しかし、この不安はあまりにも度が過ぎていたように思えた
頭の中は常に転職先のことばかり、動悸は激しくなり、食欲はなくなり、夜は中々寝付けず、眠れたと思っても悪夢に襲われ途中で目を覚ますことがあり、常に抑うつ感を感じる
内定ブルーってこんなものだったか?
確かに第1志望ではなかっただけに、妥協した点もそこそこある
内定の連絡を頂いた当時も、正直嬉しさはほとんどなく途端に不安が押し寄せたのを覚えている
このまま入社をしても今のような症状が悪化するのではないだろうか
今よりも取り返しのつかないことになるではないだろうか
いつまでも頭の中でグルグル考えを巡らせ、これ以上思い悩んでいてもどうにもならないと思い、内定を取り消される覚悟をある程度した上で今の状況を正直に打ち明けることにした
後日、案の定内定が取り消された
ああ、やっぱりか、社会ってそんなに甘くないよな
1度掴んだチャンスを手離すことに全く抵抗が無かったと言うと嘘になる
でも、こうなってしまった以上はもう仕方がないのでこの選択が正しかったと思いたい
元々不安が強かったというのもあり、ある程度覚悟はしていたからというのもあり、何だか肩の荷が降りた気がした
何をするにしても、心身の健康がなくてはならない
「仕事嫌だなー行きたくないなー」と思うことは誰だってあるだろう
でも、心身健康な状態で週5フルタイムで働けることって案外幸せなことなのかもしれない
社会に自分が求められること、社会に自分が必要とされることって案外幸せなことなのかもしれない
日中誰とも話さず家に引きこもってばかりの休職期間を経て気づいた
もしかしたら、このようなことはどこにでも書いてあるような薄っぺらい内容なのかもしれない
でも、休職期間という貴重な経験を通して自分自身で気づけたことが自分にとっての進歩なんだと思いたい