題名 日利1%FX 鉄壁の不動心トレード
著者 NOBU塾
発行 KADOKAWA
ページ数 165
ジャンル 投資
かつてイケイケな投資家だった著者。投資は順調で億り人を目指していたが、2週間で6,800万円もの損失を出し、意識を失い救急車で病院に搬送されてしまう。家族から責められはしなかったが、そこで意識改革が必要だということに気づく。損小利大ではなく損小利小を狙い、1日の目標である1%の利益を得たらそこで今日の投資は終了とする。そういう投資を本書によって啓蒙する。
日利1%を達成するには、無駄なエントリー・考えなしなエントリーはなくさなければならない。そのため、本書では確度の高い値動きパターンを掲載している。
損小利小ということは、例えば勝ちの場合も負けの場合も損益は同じくらいということだろう。勝率50%では手数料負けしてしまうので、勝率70%は必要になるのではないか。かなり高い目標である。自分なりの必勝パターンをいくつか持っていないといけない。
私はトレードBotを作っているので、FXで成果を出している人のリアルが知りたいと思い読んだ。著者曰く、トレードはメンタルが8割とのこと。Bot開発者としては、メンタルは関係ないのでその点はあまり参考にならなかったが、
・上位時間足のチャートを見て、上がり調子なら絶対売りエントリーしない
・損切りポイントを決めてからエントリーする
・エントリーポイントを探すのではなく、エントリーしてはいけないポイントを探す
この3点は参考になった。
165ページしかないので、時間がない人でもすぐ読める。エントリー方法・決済方法を探している人には向かない。結局投資ってメンタルなのね、練習が必要なのねということがわかる本。
以上